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フィールド日記

2015.11.11

「共生の森」のレモン

 高校1年生が総合学習の時間に「共生の森」の観察をしました。
生徒自ら植菌したクヌギのほだ木からはたくさんのシイタケが発生していました。
7月に植えたレモンの木にはたくさんの実がなっていました。裾野市でも立派にレモンが育つことを知りました。


今日のことば

誰より優れているとか劣っているとか考えるのは、一種のゆるみです。そんな優劣を超えた、いわば優劣のかなたで自分の学習にひたることが大切なのです。
大村はま

2015.11.04

ハラビロカマキリ

 校舎の裏でハラビロカマキリが移動している様子を見かけました。その移動の様子はどこかを一途に目指しているようでした。ハラビロカマキリはハリガネムシに寄生されることの多いカマキリです。ハリガネムシに寄生されたカマキリは、水辺を目指すように、ハリガネムシによってコントロールされます。今日のカマキリもハリガネムシに寄生されていたのかもしれません。


今日のことば
世界中にあふれているため息と
君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ
「あと一歩だけ、前に進もう」     スガシカオ

2015.10.25

十三夜の月 ツワブキの花

 今日は陰暦では9月13日です。陰暦では7月から9月が秋ですから、いよいよ秋も終わりに近づいてきたことが暦からわかります。空には十三夜の月が出ていました。


秋の深まる季節に私たちの目を楽しませてくれるのがツワブキの花です。不二聖心でも校舎の裏のクスノキの大木の周辺にたくさんのツワブキの花が咲いています。



今日のことば

ひざを抱く少年二人つわの花   坪内稔典

2015.10.16

ヤママユガの産卵

 理科の平本政隆教諭がヤママユガの採卵に成功しました。成虫を採集してしばらく様子を見ていたところ今日産卵したそうです。

ヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」に出てくるのもヤママユガです。
平本教諭の次の目標は孵化だそうです。

今日のことば
ながながと川一筋や雪の原   凡兆

2015.10.12

キチョウ  シイタケ

 夏の間、元気に飛びまわっていたキチョウがススキにとまってじっとしていました。そろそろ蝶の季節も終わりかもしれません。

昨年、高校1年生が植菌したクヌギの木からシイタケがたくさん出ていました。大雪で倒れたクヌギの木が豊かな恵みをもたらしてくれています。


今日のことば
墓碑銘は森林太郎書は不折石見古刹に落葉ふりそむ  弘津敦子

2015.10.07

間伐材を用いたベンチづくり

 富士山の美しい朝でした。


今日は高校1年生が総合学習の時間に間伐材を用いたベンチづくりに挑戦しました。インパクトドリルの使い方の練習から組み立てまで、自分たちの力でベンチを6台作り上げました。

このようにして間伐材を有効利用することで、間伐材の需要が高まり適度な間伐の実施をうながして健康な森を作っていきます。
ベンチづくりの指導をしてくださったNPO法人「土に還る木・森づくりの会」の皆様に心からお礼申し上げます。

今日のことば

たとえ、どのような道を進もうとも、魂の果ては見つからないだろう。それほど魂は深いのだ。
ヘラクレイトス

2015.09.28

スーパームーン  ナイト牧草地

 今晩は、スーパームーンが見られました。通常より14パーセントほど大きく見える満月です。


スーパームーンを撮るために牧草地に行ったら、動物のかん高い声が聞こえました。あまり耳慣れない声に、はじめは空耳かと思いましたが、次々と声が響き渡り、すぐ近くに動物の気配が感じられました。声の主は鹿でした。秋によく鳴くという鹿の声にスーパームーンを写しながら耳を傾けました。

今日のことば

世の中よ道こそなけれ思い入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる   藤原俊成


2015.09.26

ムラサキシキブ  キンモクセイ  アオダイショウ

季節の進みのはやさに戸惑う日々です。
気づいたら校舎の近くのムラサキシキブの実は美しい紫に色づいていました。


そのすぐ近くでキンモクセイが豊かな香りをはなっていました。今週は校舎の中に活けられたキンモクセイの香りからも秋を感じることができました。

キンモクセイの近くではアオダイショウの子どもがひなたぼっこをしていました。今日の午後の蒸し暑いほどの気温の上昇はアオダイショウにとっては心地よいものだったのかもしれません。アオダイショウはシマヘビなどと違い性質のおとなしいヘビです。


今日のことば

沈黙はことばがなくても存在し得る。だが、沈黙なくしては、ことばは存在し得ない。もし、ことばに沈黙の背景がなければ、ことばはその深みを失ってしまうだろう。    マックス・ピカート

2015.09.22

野鳥の調査でオオタカを発見

 「日本野鳥の会」東富士副代表の滝道雄さんと不二聖心の野鳥の調査をしました。

今日、確認できたのは次の16種です。
1コゲラ
2キジバト
3ハシブトガラス
4ガビチョウ
5ヒヨドリ
6コジュケイ
7オオタカ
8ソウシチョウ
9ウグイス
10メジロ
11ヤマガラ
12シジュウカラ
13サシバ
14エナガ
15モズ
16セグロセキレイ
オオタカの飛翔を第2牧草地で確認しました。空港建設の是非を決める重大な要因ともなり得る貴重な生物が不二聖心内で繁殖している可能性が高まりました。 
ヒヨドリの巣が裏道に落ちていました。巣材にはヒノキの根、ウラジロの葉、ササの葉などが使われていました。
鳥以外にもたくさんの生き物が確認されました。裏道と林道の両方で、美味のキノコとして知られるタマゴダケが見られたのも今日の収穫でした。

今日のことば

祈るべき天とおもえど天の病む    石牟礼道子

2015.09.17

三井物産の森

 9月16日に高1の総合学習で講演会が行われました。講演者は、三井物産株式会社 環境・社会貢献部 社有林・環境基金室の大木貴嗣さんと對馬洋平さんでした。温情舎小学校の創立者である岩下清周が三井物産のパリ支店長を務めていたことからもわかるように、三井物産は世界中に支店を持つ歴史ある総合商社です。その一方で、三井物産は国内に広大な森を有する会社としても知られています。三井物産の社有林の総面積は日本の国土面積の0.1%に及びます。その社有林を生かした活動についてお話をしていただきました。

講演のテーマは「木づかい」ということでした。木を使うことが森を元気にするということを生徒たちは学びました。「木を切らないという森林破壊がある」という大木さんの言葉にはっとさせられました。戦後復興のために植えられた樹木は現在、ちょうど有効利用に適した樹齢に達しています。今切らなければ、木はさらに成長を続け、活用が難しくなります。あまりに太い木は、樹木を加工する機械に収まらなくなってしまうからです。
「木づかい」のためには、木を使いたいという気持ちを人々に抱かせるさまざまな工夫が必要となります。次の画像は三井物産の社有林のヒノキで作られた木の折り紙、「折り樹」です。

生徒たちは、この「折り樹」をいただいて歓声をあげていました。木の持つ良さをきっと実感したことと思います。
今回の講演を通して、「木づかい」の意味を認識した生徒たちは、来月、間伐材を用いたベンチづくりに挑戦する予定になっています。


今日のことば

木曽川の潮差しかはる朝曇り     坂元二男