フィールド日記
2024.05.24
イボタノキ
イボタノキが咲いています。林縁などに普通に見られる低木です。本種に寄生するイボタロウカイガラムシが分泌するロウが薬用となり、イボ取りなどに使われました。和名は「イボ取りの木」が変化したものと言われています。

2024.05.21
キュウリグサ
キュウリグサが咲いています。道端などによく見られる越年草です。花序の先のほうは巻いており、2mmほどの小さな花を咲かせながら伸びていきます。和名は、植物体をもむとキュウリのにおいがすることに由来します。

2024.05.17
ムラサキサギゴケ
ムラサキサギゴケが咲いています。水田のあぜ道などによくみられる多年草です。花は近縁種のトキワハゼに似ていますが、本種は長い走出枝をだして広がっていくことで区別することができます。めしべの先端は2つに分かれていますが、花粉がつくなどの刺激を受けると閉じることが知られています。

2024.05.14
ヨウラクラン
ヨウラクランが咲いています。着生ランの一種で、木の幹にくっついて生育しています。木から直接栄養を奪っているわけではなく、生育の場として木の幹を利用しています。花は1~2mmほどで、ラン科の中で世界最小級です。

2024.05.10
コゴメウツギ

2024.05.07
マツバウンラン
マツバウンランが咲いています。北アメリカ原産の帰化植物で、キャンパス内ではお茶畑の周りにたくさん咲いています。和名は、ウンランという植物に近い仲間で、葉が松の葉のように細いことに由来します。
"Matsuba-Unran (マツバウンラン)" plants are in bloom. They originally come from North America. On our campus, many of them grow around the tea plantation. The name comes from the fact that they are a relative species to the "Unran" plants and their leaves look like those of pine trees.
2024.05.03
ヒメハギ
ヒメハギが咲いています。明るい草地に生える多年草ですが、市街地では減少しています。不二聖心では定期的な草刈りによって草地が維持されている茶草場でよく見ることができます。花の先端に房状の付属体があるのが特徴です。

2024.04.30
キンラン
キンランが咲いています。野生ランの一種で、よく手入れのされた雑木林などに生えています。生育場所の減少や園芸目的の採取によって数を減らしており、全国で絶滅危惧種に指定されています。

2024.04.26
ウマノアシガタ
ウマノアシガタが咲いています。キンポウゲ科の多年草です。本来は八重咲きのものをキンポウゲと呼んでいましたが、現在では本種の別名をキンポウゲとしているようです。花弁には光沢があり、クヌギ林の木漏れ日でキラキラと光って見えます。
"Umano-Ashigata (ウマノアシガタ)" plants are in bloom. They are perennial plants that belong to the "Kinpouge (キンポウゲ)" family. The double‐flowered ones were originally called "Kinpouge," but now, "Kinpouge" is used as an alias of this species. Their petals are reflective, so they are shiny under the sunlight coming through the leaves in the Japanese chestnut oak woodland.
2024.04.23
ナベワリ
ナベワリが咲いています。樹林内に生える多年草で、不二聖心ではヒノキ林の林床にまれに見られます。有毒植物で、舐めると舌が割れるほどの刺激があり、「舐め割り」がなまってナベワリとなったという説があります。
