Fuji Science World

「自然界の美しさに気づき味わう感受性が育っています。」

(『聖心女子学院18歳のプロファイル』より)  

不二聖心女子学院では自然界の真理を探究する姿勢を授業や課外活動などで養っています。その中で生徒たちはさまざまなチャレンジをしています。最近の取り組みをご紹介いたします。

観察・実験を大切にする授業

理科室での授業

広大な自然を生かした授業や、多種多様な観察・実験がICTを活用して展開されています。観察や実験を通して科学的なものの見方・考え方を養い、問題解決学習を通してしっかりとした考察力を培います。

STEAM教育

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)を統合した学びに取り組んでいます。Raspberry Pi(※1)を用いて人感センサーをプログラムで制御し、人を感知したら映像が流れる装置を作成したり、Arduino(※2)を用いてクリスマスツリーのLEDをプログラムで制御したりするなど、創造的な学びを大切にしています。

※1 ラズベリーパイ…イギリスで教育用に開発されたシングルボードコンピュータ

※2 アルドゥイーノ…イタリアで教育用に開発されたマイコンボード

JAXAで宇宙学習

中学2年生の校外学習では相模原のJAXAを訪問し,宇宙探査について学びます。
JAXAでは職員の方に説明をしていただきながら,小惑星探査機「はやぶさ」をはじめとした探査機やロケット,人工衛星について模型やパネルの説明を見学します。宇宙探査,宇宙開発によって未来が開けていくことを生徒は実感し,好奇心を深めていきます。JAXA訪問などがきっかけで一日宇宙記者となり2014年10月の静止気象衛星「ひまわり8号」の打ち上げの様子を取材をした中学3年生もおります。http://edu.jaxa.jp/blog/2014/10/22/post_329.html

国立遺伝学研究所への見学

国立遺伝

学院の近隣(三島市)にある国立遺伝学研究所の一般公開日に合わせ、希望者を対象に見学会を行っています。医療系へ進学を考えている生徒、自然科学への関心の高い生徒などが参加し、理解を深めています。

東京理科大学からの協力

課題解決授業の取り組みに対して東京理科大学の協力を得ています。PCではできない分野の授業では東京理科大学から提供されたまなボードを活用して授業を行っています。

東京理科大学・数学博物館ツアー

東京理科大学で、宇宙工学のお話を伺ったり、数学博物館の見学では様々な体験をさせていただき、学びを深めています。

博物館見学レポート

博物館や科学館など自然科学に関する貴重な資料に触れ関心を高めるために,校外施設の活用を生徒に呼びかけています。
生徒は毎年1回以上、自然科学系博物館の見学やセミナー観察会に参加し、記録を残すことになっています。
1つの大きな博物館を何年もかけて見学する生徒もいれば、毎年見学する博物館をかえてさまざまな博物館を見学する生徒もいます。近年の博物館は体験型のプログラムを夏休みに企画しているところも増え、有意義な見学を生徒たちはしています。