フィールド日記
2024.09.13
カナムグラ
カナムグラが咲いています。つる性の多年草で、茎には下向きのトゲがあります。花は風媒花で、あまり目立ちませんが、たくさんの花粉を作ります。秋の花粉症の原因の一つとされる一方で、薬草として利用されている植物でもあります。
2024.09.10
カワラケツメイ
カワラケツメイが咲いています。明るい草地に生えるマメ科の植物です。花はマメ科によく見られる蝶形花ではなく、5枚の花弁がほぼ同じ大きさ同じ形です。和名は中国から伝わった決明(ケツメイ)という生薬と似た薬効があり、河原に自生することに由来します。
2024.09.06
ツルボ
ツルボが咲いています。地下に球根のある多年草で、葉が春と秋の2回出ることが特徴です。春に出た葉は夏に枯れます。そのため、夏に草刈りが行われるような場所では、他の植物が刈られてしまった後に葉を伸ばし花を咲かせることができるため、ツルボが群生していることがあります。
2024.09.03
オトコエシ
オトコエシが咲いています。草地など明るいところに生える多年草です。同じ属で秋の七草のひとつオミナエシ(女郎花)と比べて、茎や葉が大きく、全体に毛が多いなどの特徴からオトコエシ(男郎花)と呼ばれています。
"Otokoeshi (オトコエシ)" plants are in bloom. They are the perennial plants that grow in well-lighted places such as grass fields. The name comes from the fact that they have masculine characteristics such as bigger stems and leaves and much hair compared to "Ominaeshi (オミナエシ)", which belongs to the same group and is listed as one of the seven fall harbs "Akino-Nanakusa (秋の七草)".
2024.08.30
ヘクソカズラ
ヘクソカズラが咲いています。和名は葉をもむと嫌な臭いがすることに由来します。別名として花の中心の赤い部分をお灸のあとに見立ててヤイトバナ(灸花)や、花を田植えをする早乙女の帽子に見立ててサオトメバナ(早乙女花)とも呼ばれます。
2024.08.27
ツユクサ
ツユクサが咲いています。理科の教材としてもなじみ深い植物です。
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雄しべは短いもの3本、長いもの2本、中間のもの1本の6本からなりますが、そのうち2本のみ花粉をつけます。
2024.08.23
オトギリソウ
オトギリソウが咲いています。草原に生える多年草で、古くから薬草として知られていたようです。和名は弟切草の意味で、本種を鷹の秘密の傷薬として使っていたある鷹匠が、この秘密を他人に漏らしてしまった弟に激怒して切り殺してしまったというちょっと恐ろしい伝説に由来します。
2024.08.20
アイナエ
アイナエが咲いています。芝地などに生える一年草です。葉は地面から数センチまでのところにまとまってついています。生育地の減少などが原因で多くの地域で数を減らしていますが、定期的に芝刈りが行われているオークヒルは生育に適した環境のようです。
2024.08.16
ツチアケビ
ツチアケビの果実が赤く色づいていました。和名はこの果実をアケビに見立てたものです。果実の中には、ランの仲間にしては比較的大きい種子がたくさん入っています。ツチアケビの果実は古くから薬用とされていたようです。
2024.08.13
イヌザンショウ
イヌザンショウが咲いています。サンショウにとても似ていますが、サンショウに比べて香りが良くないため、食用には利用されません。サンショウは春に咲くのに対し、イヌザンショウは夏に咲きます。