フィールド日記
2025.03.18
ミツデウラボシ
聖心坂の斜面でミツデウラボシが見られます。明るい斜面や石垣に群生する常緑のシダ植物です。和名は、葉が3裂することに由来しますが、生育状態によって葉は単葉~3裂まで変化に富むようです。
"Mitsude-Uraboshi (ミツデウラボシ)" fern plants are found on the slope on the edge of the "Seishin Zaka." They are the evergreen fern plants that grow on sunny slopes and stone walls. Their Japanese name comes from the fact that their leaves are typically divided into three lobes. However, their leaves can vary greatly- from single to three-lobed- depending on their growing conditions.
2025.03.14
ホシダ
ヒノキ林の林縁にホシダが見られます。明るい林縁や道端などによく見られる常緑のシダ植物です。よく似た仲間が多いですが、葉の裏面の葉脈が見分けるときのポイントになります。和名は穂シダの意味で、葉の先端が穂状に長く伸びる様子に由来します。

2025.03.11
ナズナ
お茶畑の周りでナズナが咲いています。空き地などで普通に見られる越年草です。和名は撫でるほどかわいらしい花という意味の「撫で菜(なでな)」から転じたものと言われています。
2025.03.07
ヘラシダ
ヒノキ林でヘラシダが見られます。樹林内の湿った崖などに見られる常緑のシダ植物です。葉の裏面には線形の胞子のう群が見られます。葉は切れ込みのない単葉で、和名はこの葉の形をへらに見立てたことに由来します。

2025.03.04
ラッパズイセン
ラッパズイセンが咲いています。ヨーロッパ原産の園芸種で、ときに逸出して野生化しています。海岸付近で自生しているスイセンが1本の茎に複数の花をつけるのに対し、ラッパズイセンのなかまは1本の茎に1つの花をつけます。
2025.02.28
マメヅタ
桜の樹皮上でマメヅタが見られます。シダらしくない丸い葉が特徴の常緑のシダ植物です。胞子をつける葉(胞子葉)は普通の葉(栄養葉)と異なり、細長い形をしています。胞子のう群は反り返った胞子葉の裏面全体に広がっています。

2025.02.25
スイセン
スイセンが咲いています。海岸近くに自生しているヒガンバナ科の多年草です。古い時代に中国を経由して日本に渡来したといわれています。さまざまな園芸品種があり、写真の個体は八重咲きの品種です。
2025.02.21
バイカオウレン

A "Baika-Ouren (バイカオウレン)" plant is in bloom on the balcony in front of the 10th-grade classrooms. They originally grow on the floors of coniferous forests. They are known as the plants loved by Dr. Makino Tomitaro, who is regarded as the father of plant taxonomy in Japan. The one in the photo was bought when a science teacher visited the Kochi Prefectural Makino Botanical Garden and was planted here.
2025.02.18
オニシバリ
オニシバリが咲いています。樹林内に見られる落葉低木ですが、多くの落葉樹とは反対に冬に葉をつけて、夏に落葉します。ふつうオニシバリの花は、がくの先端が4枚に分かれて花弁状になりますが(写真2枚目)、1枚目の写真のように6枚に分かれた花を見つけました。同じ木の他の花はふつうの花だったので、たまたまこの花だけが変異したようです。


2025.02.14
オオバノイノモトソウ
ヒノキ林にオオバノイノモトソウが見られます。日の当たる石垣から樹林内まで広く分布するシダ植物です。胞子のう群は羽片の縁につきます。和名は近縁種のイノモトソウに比べて大型なことに由来します。

