フィールド日記
2024.10.18
マツカゼソウ
マツカゼソウが咲いています。林内に見られるミカン科の多年草です。ミカン科の中では珍しく木本ではなく草本ですが、葉には油点があり独特の匂いがあります。和名は、草姿が風に揺れる松の木に見えることに由来します。
2024.10.15
ノササゲ
ノササゲが咲いています。明るい林縁などに生えるマメ科の多年草です。丘陵地から山地まで広く分布していますが、市街地ではあまり見られないようです。
2024.10.11
オカダイコン
オカダイコンが咲いています。湿った林縁などに生えるキク科の多年草です。近年まで、近縁のヌマダイコンと同種とされていましたが、現在では別種として扱われています。名前にダイコンとつきますが、ダイコンはアブラナ科で、全く別の仲間です。
"Oka-Daikon (オカダイコン)" plants are in bloom. They are the perennial plants of the Asteraceae family that grow on the wet edges of forests. They were considered the same species as "Numa-Daikon (ヌマダイコン)" plants until recent years but they are categorized to be different species now. The name includes "Daikon (ダイコン)", which is root crops, but Daikon plants belong to the mustard family so they are far different.
2024.10.08
ワレモコウ
ワレモコウが咲いています。明るい草原などに生えるバラ科の多年草です。小さい花が多数集まって1~2cmの楕円形の花穂をつくります。草刈りなどが行われ、人為的に維持されている草地に見られることが多く、不二聖心でも定期的に草刈りが行われる茶草場で見られます。
2024.10.04
チカラシバ
チカラシバが咲いています。道端によく見られるイネ科の多年草です。試験管を洗うブラシのような穂が特徴です。和名は、根がしっかり張っていて、引き抜くのに力がいることに由来します。
2024.10.01
メドハギ
メドハギが咲いています。草地などに生えるマメ科の多年草です。蝶形花とともに、花が開かずにつぼみのまま結実する閉鎖花をつけることが知られています。和名は、筮(めどぎ)とよばれる占いに用いる細い棒の材料として使われたことに由来します。
2024.09.27
ヒメキンミズヒキ
ヒメキンミズヒキが咲いています。バラ科の多年草で、林縁や道端などに生えています。キンミズヒキの仲間は互いによく似ているので、見分けがつきにくいものもあります。ヒメキンミズヒキは近縁のキンミズヒキに比べて小型で、雄しべが少ないことが特徴です。
"Hime-Kinmizuhiki (ヒメキンミズヒキ)" plants are in bloom. They are the perennial plants that belong to the rose family and grow on the edge of forests and on roadsides. The species that belong to the Kinmizuhiki group are very similar to each other so it's sometimes difficult to tell one from others. "Hime-Kinmizuhiki" is relatively small and has less stamens.
2024.09.24
シロバナマンジュシャゲ
シロバナマンジュシャゲが咲いています。ヒガンバナの白花品に見えますが、ショウキズイセンとヒガンバナの交雑種とされています。ショウキズイセンが黄色で、ヒガンバナが赤色なので、その交雑種が白色というのは不思議な感じがします。
2024.09.20
ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナが咲いています。山地の草原などに生えるキク科の多年草です。キャンパス内では9月にススキ野原で群生します。和名はヒヨドリが鳴くころに咲くことに由来するという説と、乾燥した花がらを火おこしに使ったことから火取花(ひとりばな)と呼ばれ、ヒヨドリバナになったという説があります。
"Hiyodori-Bana (ヒヨドリバナ)" plants are in bloom. They are the perennial plants of the Asteraceae family that grow on the grass fields in mountains. They grow in colonies on the Japanese pampas grass field in September on our campus. There are two possible origins for its name: the one is that they bloom when "Hiyodori (ヒヨドリ)" birds sing and the other is that the dead flowers are used to start a fire.
2024.09.17
ヤブハギ
ヤブハギが咲いています。マメ科の多年草で、和名は藪に生える萩(ハギ)という意味です。近縁種が数種あり、互いによく似ています。本種は葉が茎の一部に集まってつき、葉の裏面に毛が少ないことで見分けることができます。
"Yabuhagi (ヤブハギ)" plants are in bloom. They are the perennial plants that belong to the leguminous plants. The name comes from the fact that they look like "Hagi (ハギ)" plants and grow in bushes. There are a few relative species and they are very similar to each other. You can tell Yabuhagi from the others by the fact that they bear their leaves on the same area on the stem and there is less hair on the back of their leaves.