フィールド日記
2014.12.13
本館の塔の上の北斗七星
本館の塔の上にかかる北斗七星の写真を撮りました。赤丸の星(デルタ)だけが3等星で他の6つの星はすべて2等星です。2等星は空全体でも60ほどしかありませんが、そのうちの6つがここに集まっています。
北斗七星は、きれいにヒシャクの形に並んでいますが、最も近い赤丸のデルタ星は地球から50光年の距離にあり、最も遠い柄の先のエータ星は170光年の距離にあります。3倍以上の差があるということです。それぞれの星の光が旅した距離を意識して見ると、北斗七星の輝きはいっそう美しく感じられます。
今日のことば
「地道」を超える魔法などない。 佐渡島庸平
2014.12.08
シジュウカラ科の鳥たち
木々が葉を落とし、野鳥の観察に適した季節がやってきました。「共生の森」の周辺では、シジュウカラ科の鳥たちが群れで行動していました。画像の鳥は、胸部が隠れていて判断がつきかねますが、シジュウカラかコガラではないかと思います。
今日のことば
悲しみのあまりに多き年忘 伊澤敬介
2014.12.02
クヌギの黄葉 シイタケ日記
秋に葉が色づいて美しいのは、モミジだけではありません。クヌギの黄葉もなかなかのものです。今朝は、黄色い葉をつけたクヌギの木が風に吹かれて揺れていました。
雨の翌日のシイタケは水分を豊富に含んで濃い色に変色していました。
今日のことば
かきくらし雪ふりしきり降りしづみ我は真実を生きたかりけり 高安国世
2014.11.29
「共生の森」の紅葉 シイタケ日記
昨日、「共生の森」の様子を確認しました。周辺のカエデは紅葉していましたが、まだ緑の部分もかなり残っていました。校舎周辺のイロハモミジと比べると紅葉の時期が少し遅いようです。
「共生の森」のシイタケは徐々に数を増やしています。肉厚のシイタケがいくつも出ていました。
なかには、直径が15cm近くあるものもありました。高校1年生は自分たちの植えた菌が立派なシイタケに成長したことに大喜びしていたそうです。
今日のことば
紅葉はアントシアンの増加です生物教師の薄い唇 こやまはつみ
2014.11.23
雪に覆われた富士山 チョウセンカマキリ
昨日の朝、撮った富士山の写真です。今年初めて宝永火口の下側まで雪に覆われた富士山を見ることができました。
同じ日の朝にチョウセンカマキリと出会いました。富士山が雪に覆われるほど気温の低い季節になってもチョウセンカマキリはまだ活動を続けています。虫たちの中でもカマキリは最も遅い時期まで姿を見かける昆虫の一つです。
今日のことば
産卵に戻れる鮭の弱りしを眼光鋭き尾白鷲待つ 五十嵐容子
2014.11.19
晩秋のアリジゴク
アリジゴクの巣を見つけました。作ったばかりのようなきれいな巣です。もう既に蟻の姿は見かけません。それでもアリジゴクは落とし穴を作り、獲物をじっと待っています。その理由が何なのかを考えてみたいと思います。
今日のことば
人生に終りのあるということの何故か明るし秋麗の朝 丹羽利一
2014.11.15
「共生の森」のシイタケついに発生
2月の大雪で倒れたクヌギの木をシイタケの榾木(ほだぎ)として活用することを高校1年生の総合学習の時間に試みました。シイタケの収穫までに通常は1年ほど時間がかかるようですが、生徒が植えた菌は新しい菌で発生までの時間が短縮できることで知られています。シイタケの植菌から約半年、予定よりは少し遅れましたが、ここのところ次々にクヌギの木からシイタケが出てきています。
今日のことば
直視することがためらわれるような経験のなかにこそ、生の深みへといざなう重要な契機が潜んでいる。 若松英輔
2014.11.10
イロハモミジのいろいろ
中庭のイロハモミジの葉の中には、そろそろ紅葉の終わりを迎えている葉もあります。
裏道のイロハモミジはまだ青々としています。
この裏道のイロハモミジは、葉が細いのが特徴です。これほど葉の細いイロハモミジはなかなか見ることがありません。もしかしたら、この形態の違いは紅葉の時期にも関係しているかもしれません。
今日のことば
不遜なる大志なつかし鰯雲 愛川弘文
2014.11.03
ニホンザル イソギク
昨日は、「秋のつどい」が行われました。たくさんのお客様にまじって、ニホンザルもやってきてくれました。
今年はイソギクが既にたくさんの花を咲かせています。本来は海岸沿いに生える植物で、下田の海岸などでは、潮風の吹き荒れる海辺の岩の上に咲いている姿をたくさん見ることができます。昨年はほとんど花をつけず心配しましたが、今年はしばらくの間、海辺に思いをはせつつ、イソギクを楽しむことができそうです。
今日のことば
寡婦となりパートで林檎捥ぐ友よ 田口昭子
2014.10.28
越冬態のいろいろ ツチイナゴとヤマトシジミ
「共生の森」でツチイナゴを見つけました。ツチイナゴは成虫で冬を越します。枯葉の中で目立たないように成虫になるにつれて体の色が緑色から茶色に変わっていきます。
ツチイナゴの近くにはヤマトシジミがいました。ヤマトシジミは幼虫で越冬しますので、画像の個体は冬を乗り越えることなく命を終えることになります。
今日のことば
本物の森へ入ろう。そこから受ける恩恵を、物心両面、ありがたくいただこう。そこで身につけた力は、やがて必ず森に還元されていく。 浜田久美子
