〇お知らせ〇
同じ内容をインスタグラム「不二聖心女子学院フィールド日記」(クリックするとインスタグラムのページが開きます)にも投稿しています。より高画質な写真を載せていますのでぜひフォローしてください。

フィールド日記

野鳥調査

2020.12.27

12月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が12月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年12月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ツグミ…28羽
2.トビ…2羽
3.キジバト…11羽
4.ハシボソガラス…2羽
5.ハシブトガラス…11羽
6.シジュウカラ…8羽
7.ヒヨドリ…39羽
8.ノスリ…1羽
9.メジロ…6羽
10.イカル…1羽
11.ウグイス…4羽
12.ヤマガラ…2羽
13.ホオジロ…1羽
14.ヒガラ…2羽
15.アオジ…4羽
16.エナガ…11羽
17.ミソサザイ…1羽
18.ジョウビタキ…1羽
19.ガビチョウ…1羽
20.ソウシチョウ…17羽

【特記事項】
1.今月もソウシチョウが多くの場所で見られた。


2.イタチが、裏道の小川で見られた。


3.2014年12月から6年1カ月にわたり調査を実施してきたが、ここで一区切りにしたいと思います。今後は調査を非定期に実施し、新たな種の確認等が有りましたらご報告いたします。

2020.11.26

11月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が11月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年11月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.シメ…1羽
トビ4
キジバト2
ハシボソガラス4
ハシブトガラス15
シジュウカラ6
ヒヨドリ41
オオタカ1
メジロ12
10イカル5
11ウグイス3
12ヤマガラ2
13ホオジロ5
14コゲラ2
15アオジ4
16エナガ12
17ハクセキレイ1
18スズメ5
19モズ1
20ルリビタキ2
21カワラヒワ5
22ガビチョウ2
23ソウシチョウ8

【特記事項】
1.第二オークヒルでオオタカを擬攻撃するトビ2羽を見た。
2.調査地を環境別に8区分しているが、すべての環境でソウシチョウを確認した。
3.冬鳥のシメがススキ野原のネムノキに止まっていた。シメの餌になるソメイヨシノの大木が有るので、種子を食べに来たものと思われる。
4.漂鳥のルリビタキやモズ、冬鳥のシメが見られる季節になり、秋の深まりを感じる。

2020.11.05

10月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が10月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年10月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ジョウビタキ…2
2.トビ4
3.アオゲラ1
4.ハシボソガラス1
5.ハシブトガラス13
6.シジュウカラ8
7.ヒヨドリ23
8.モズ2
9.メジロ12
10.ビンズイ1
11.ウグイス4
12.ヤマガラ7
13.ホオジロ2
14.コゲラ1
15.ノスリ1
16.エナガ12
17.カケス6
18.イカル1
19.ガビチョウ1
20.ソウシチョウ6

【特記事項】
1.駐車場で冬鳥のジョウビタキのオス2羽が、来春までの縄張りを決める争いをしていた。縄張りが決まると、駐車場に止めてある車のサイドミラーに映る自分の姿を、他のジョウビタキだと思い攻撃をする事が有る。サイドミラーに糞が付いていたらジョウビタキの仕業かもしれません。
2.漂鳥のビンズイ1羽が、早くも裏道で見られた。
3.カケスが体育館前のアラカシの実(ドングリ)をくわえて運んで行った。食べるか、保存食として木や石の根元に保存するか興味が湧く。

2020.10.07

9月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が9月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年9月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.キジバト…1羽
2.トビ…1
3.アオゲラ…2
4.ハシボソガラス…1
5.ハシブトガラス…5
6.シジュウカラ…2
7.ヒヨドリ…20
8.モズ…2
9.メジロ…8
10.イソヒヨドリ…1
11.イカル…2
12.ヤマガラ…4
13.セグロセキレイ…3
14.コゲラ…1
15.ノスリ…1
16.エナガ…4
17.カケス…1
18.ソウシチョウ…4
19.ガビチョウ…2
20.コジュケイ…1 

【特記事項】
1.台風一過の晴天日に調査したので、秋の渡りをするワシ・タカ類の出現を期待していたが結果は留鳥のトビとノスリの確認にとどまった。
渡りをする蝶として有名なアサギマダラ2頭を第二オークヒル奥のクヌギ林で見つけた。アザミの花の蜜を吸う姿が優雅に見える。愛知県の伊良湖岬に行き、ワシ・タカと一緒に上昇気流に乗り宮古島などを目指す。


2.秋の訪れを感じさせるモズ、カケスが見られ、繁殖を終えたメジロ、コゲラ、エナガ、ジュウカラの混群が見られるようになった。
3.聖心橋辺りでよく見られたイソヒヨドリが正面玄関の塔にまで進出して来た。

2020.08.31

8月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が8月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年8月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.キジバト…3羽
2.トビ…1羽
3.アオゲラ…1羽
4.ハシブトガラス…2羽
5.シジュウカラ…2羽
6.ツバメ…3羽
7.ヒヨドリ…6羽
8.ウグイス…1羽
9.メジロ…6羽
10.カワラヒワ…1羽
11.ホオジロ…2羽
12.ソウシチョウ…1羽

【特記事項】
1.盛夏の時期は留鳥と夏鳥のツバメが見られるだけなので、確認された種数は12種類と少ない。
2.2018年、2019年にはヤマアカガエルを見かける事がほぼ無かったが、今回の調査では13匹を確認できた。いづれも体長1cm程度と小さいが、その跳躍距離は長く、約1m程度であった。

2020.08.16

7月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が7月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年7月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。
1.エナガ…3
2.オオルリ…1
3.キビタキ…4
4.コゲラ…2
5.スズメ…1
6.カルガモ…1
7.ハシボソガラス…2
8.ハシブトガラス…18
9.ヤマガラ…3
10.シジュウカラ…3
11.ヒヨドリ…17
12.ウグイス…5
13.キセキレイ…1
14.メジロ…7
15.ホトトギス…1
16.ホオジロ…6
17.ツバメ…9
18.セグロセキレイ…1
19.カワラヒワ…3
20.コジュケイ…2
21.ガビチョウ…2

2020.07.08

6月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が6月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年6月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。
1.エナガ…8羽
2.オオルリ…1
3.キビタキ3
4.コゲラ2
5.サンショウクイ1
6.サンコウチョウ1
7.ハシボソガラス1
8.ハシブトガラス17
9.ヤマガラ3
10.シジュウカラ3
11.ヒヨドリ23
12.ウグイス4
13.イソヒヨドリ1
14.メジロ10
15.ホトトギス1
16.ホオジロ3
17.キジバト3
18.アオゲラ2
19.カワラヒワ1
20.ツバメ13
21.ハクセキレイ1
22.コジュケイ2
23.ガビチョウ2
【特記事項】
1. ススキ野原で夏鳥のサンショウクイが確認された。夏鳥のサンコウチョウが駐車場近くの裏道で囀っていた。いずれも繁殖地に向かうための通過点と考えられる。
2.昨年は1度しか見る事が出来なかったヤマアカガエルが第二オークヒル奥にあるヒノキ林の山道で見られた。
3.オオルリとキビタキが駐車場周辺で囀っているが、繁殖は確認できなかった。

2020.05.31

5月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が5月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年5月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.エナガ…7羽
イカル4
キビタキ3
4.コゲラ2
5.カケス1
6.アオバト2
7.ハシボソガラス2
8.ハシブトガラス18
9.ヤマガラ2
10.シジュウカラ7
11.ヒヨドリ28
12.ウグイス8
13.ソヒヨドリ1
14.メジロ7
15.ホトトギス1
16.ホオジロ4
17.キジバト1
18.アオゲラ1
19.カワラヒワ7
20.カルガモ1
21.トビ1
22.ノスリ1
23.スズメ1
24.オオルリ3
25.ツバメ7
26.キセキレイ1
27.ハクセキレイ3
28.コジュケイ1
29.ガビチョウ2
30.ソウシチョウ1

【特記事項】
1.ススキ野原と第二オークヒル奥のヒノキ林を過ぎた二カ所で不二聖心では初めてアオバトを確認した。これで確認された野鳥は63種類となった。愛鷹山や富士山に生息するアオバトが、海水を飲む目的で駿河湾の沼津方面の海岸に行く途中に不二聖心に寄り休憩したものと思われる。アオバトの「ア~オ~ アア~オ~」という声を一度聞けば、次回聞いた時にはアオバトだと思いだす特徴の有る鳴き声である。
2.5月18日にホトトギスの囀りを確認した。
3.猛禽類のノスリを確認した。この時期に見られる事から近くで繁殖しているものと思われる。

2020.05.11

4月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が4月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年4月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.エナガ…2羽
2.ビンズイ…3羽
3.シロハラ…1
4.コゲラ…2
5.カケス…3
6.ヒガラ…2
7.ハシボソガラス…2
8.ハシブトガラス…10
9.ヤマガラ…7
10.シジュウカラ…6
11.ヒヨドリ…22
12.ウグイス…7
13.イソヒヨドリ…2
14.メジロ…9
15.ツグミ…7
16.ホオジロ…7
17.キジバト…2
18.アオゲラ…2
19.カワラヒワ…2
20.カルガモ…2
21.トビ…2
22.ノスリ…1
23.スズメ…1
24.シメ…1
25.ツバメ…1
26.アカハラ…3
27.オオルリ…1
28.キビタキ…3
29.キセキレイ…1
30.ハクセキレイ…1
31.アオジ…1
32.ガビチョウ…1
33.コジュケイ…2
34.ソウシチョウ…1

【特記事項】
1.聞きなれない囀りに耳を凝らすと、繁殖地に帰る前のシロハラの囀りであった。ぜひスマートフォンまたはパソコンで囀りを聞いてください。
2.中国東北部やロシアの繁殖地に帰る冬鳥のシロハラ、ツグミ、シメがまだ見られた。
3.4月になり見る機会が少なくなった漂鳥のヒガラ、カケス、ビンズイ、アカハラが見られた。
4.夏鳥のオオルリは4月15日に初認され、キビタキは4月29日に初認された。
5.第二オークヒルでチョウ目シャクガ科アオシャク亜科のアシブトチズモンアオシャクが見られた。
6.キンラン、カヤラン、エビネ、ヒメハギなどが開花した。

2020.03.29

3月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が3月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年3月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.モズ…1羽
2.トビ…1
3.シロハラ…1
4.コゲラ…3
5.ジョウビタキ…2
6.カケス…2
7.ハシボソガラス…4
8.ハシブトガラス…12
9.ヤマガラ…5
10.シジュウカラ…8
11.ヒヨドリ…6
12.ウグイス…5
13.アオジ…5
14.メジロ…4
15.ツグミ…8
16.ホオジロ…2
17.キジバト…1
18.アオゲラ…1
19.カワラヒワ…4
20.ガビチョウ…1
21.コジュケイ…1
22.ソウシチョウ…5
23.キセキレイ…1羽
24.アカゲラ…1羽

【特記事項】
1.シジュウカラ、ヤマガラ、ウグイス、コジュケイの囀りが聞かれた。シジュウカラは巣作りをしているのか、近くに来たモズを警戒し、激しく警戒音を出していた。
2.クヌギなどの落葉広葉樹が新芽や若葉を付け始め、春の訪れを感じた。フデリンドウ、ヒメフタバランが開花した。
3.3月21日に裾野市内でツバメを確認した。

2020.02.16

2月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が2月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。 
2020年2月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.モズ…2羽
2.トビ…4羽
3.ノスリ…1羽
4.コゲラ…1羽
5.アオゲラ…1羽
6.カケス…1羽
7.ハシボソガラス…2羽
8.ハシブトガラス…8羽
9.ヤマガラ…3羽
10.シジュウカラ…8羽
11.ヒヨドリ…6羽
12.ウグイス…2羽
13.カワラヒワ…2羽
14.メジロ…2羽
15.ツグミ…1羽
16.ルリビタキ…1羽
17.ホオジロ…1羽
18.アオジ…1羽
19.ジョウビタキ…2羽
20.シロハラ…2羽
21.シメ…9羽
22.キセキレイ…1羽
23.イカル…1羽
24.ソウシチョウ…2羽
【特記事項】
1.駐車場や共生の森周辺で冬鳥のシメが9羽で行動を共にしていた。日本に渡って来る時には集団で来るが、その後は単独で行動をするようになる。未だに集団で行動をしているのは今年の冬は異常なくらい暖冬で有り、冬鳥の南下が遅れているように感じる。不二聖心女子学院の構内には桜の木が多く、シメは桜の固い実を割り、中に有る果肉を食べる。

2020.01.26

1月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が1月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
2020年1月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.モズ…1羽
2.トビ…1羽
3.ノスリ…1
4.コゲラ…1
5.アオゲラ…2
6.カケス…2
7.ハシボソガラス…3羽
8.ハシブトガラス…18羽
9.ヤマガラ…1羽
10.シジュウカラ…5羽
11.ヒヨドリ…16羽
12.ウグイス…1羽
13.エナガ…20羽
14.メジロ…16羽
15.ツグミ…1羽
16.ルリビタキ…1羽
17.ホオジロ…2羽
18.アオジ…2羽
19.ガビチョウ…1羽
20.ソウシチョウ…1羽 

【特記事項】
1.先月の12月には約50羽弱で群れていたツグミやヒヨドリが極端に減少した。群れ行動から単独での生活に移行したものと思われる。
2.第一オークヒルの東側にはハゼの木が6本自生している。2羽のメジロがハゼの実を啄んでいるのを確認した。別の場所で観察したところ、ハゼの実を食べる野鳥は多くメジロ、シジュウカラ、ジョウビタキ、コゲラ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、モズの8種類を確認した。ハゼの実が多くの野鳥の生命を支えていると感じた。

2019.12.22

12月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が12月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
12月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.キジバト   2羽
2.トビ              2羽
3.ノスリ   2羽
4.コゲラ   3羽
5.アオゲラ   1羽
6.カケス   1羽
7.ハシボソガラス 2羽
8.ハシブトガラス20羽
9.ヤマガラ   1羽
10.シジュウカラ 3羽
11.ヒヨドリ  47羽
12.ウグイス 1羽
13.エナガ   1羽
14.メジロ   6羽
15.ツグミ  48羽
16.ルリビタキ 1羽
17.ジョウビタキ 2羽
18.ハクセキレイ 1羽
19.カワラヒワ 3羽
20.シメ   2羽
21.ホオジロ 2羽
22.アオジ   6羽

【特記事項】
1.ソメイヨシノの古木が有るススキ野原で、ツグミとヒヨドリの群れが飛び交っていた。
2.今年は不二聖心女子学院だけではなく、他の場所でも猛禽類のノスリを見る事が多い。

2019.12.01

11月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が11月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
11月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヒヨドリ     41羽
2.メジロ     10羽
3.キジバト     2羽
4.ハシボソガラス    2羽
5.ホオジロ     1羽
6.カワラヒワ       2羽
7.ハシブトガラス 12羽
8.カケス     2羽
9.シジュウカラ   4羽
10.アオゲラ    3羽
11.アオジ     3羽
12.トビ      1羽
13.ウグイス     4羽
14.エナガ     4羽
15.コゲラ     1羽
16.ジョウビタキ   2羽
17.ノスリ      2羽
18.ツグミ      2羽
19.シメ      3羽
20.シロハラ     1羽
21.ルリビタキ     5羽
22.ガビチョウ     2羽
23.ソウシチョウ    1羽

【特記事項】

1.冬鳥のシメ、シロハラが今季初めて観察された。また姿は確認できなかったが、漂鳥のルリビタキが3カ所で「ヒッヒ ヒッヒ」「カッカ カッカ」という声を出していた。
2.猛禽類のノスリがススキ野原でヒノキの頂上に止まっていたので観察していると、約150m先にいたバッタの仲間を捕食した。ノスリは錐体細胞の個数が人間の約6倍有るので、人間では確認できない遠くのバッタを探すことが出来る。
3.駐車場奥に大きな四溝柿(渋柿)が数本有り、色づいた実が鈴なりになっている。四溝柿は熟すと甘くなるのでヒヨドリやツグミ、メジロ、スズメ、ムクドリなどが好んで食べる。数百個なっている柿の実も前述の野鳥が群れで食べに来ると一週間くらいで無くなってしまう。毎年たくさんの実をつけてくれる柿の木は野鳥にとっては有難い木だ。

2019.11.03

10月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が10月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
10月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヒヨドリ     23羽
2.メジロ      36羽
3.キジバト      3羽
4.モズ       2羽
5.ホオジロ      3羽
6.ヤマガラ      2羽
7.ハシブトガラス  17羽
8.カケス      4羽
9.シジュウカラ     7羽
10.アオゲラ     2羽
11.キセキレイ    2羽
12.トビ      4羽
13.ウグイス     2羽
14.エナガ    40羽
15.コゲラ     2羽
16.ジョウビタキ   3羽
17.ノスリ      1羽
18.エゾビタキ    1羽
19.コジュケイ    3羽
20.ガビチョウ     2羽
21.ソウシチョウ   1羽

【特記事項】
1.第二オークヒルのヒノキ林で旅鳥のエゾビタキを確認しました。聖心女子学院で確認された野鳥は63種類になりました。
2.モズが来春までの縄張りを確保するために梢で「モズの高鳴き」をしていました。
3.冬鳥のジョウビタキが3カ所で観察されました。来春までの縄張りを確保するため「ヒッ ヒィ」「カッカッ」という声を出していました。
4.エナガ、シジュウカラ、メジロの混群が見られました。混群は来春の繁殖期になるまで見られます。

2019.09.29

9月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が9月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
9月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヒヨドリ     15羽
2.メジロ       7羽
3.キジバト      4羽
4.イカル      25羽
5.ツバメ       5羽
6.ヤマガラ      3羽
7.ハシブトガラス  15羽
8.ハシボソガラス     1羽
9.シジュウカラ   16羽
10.アオゲラ     2羽
11.キセキレイ     2羽
12.トビ        1羽
13.ウグイス     1羽
14.エナガ     4羽
15.コゲラ     2羽
16.イソヒヨドリ   1羽
17.セグロセキレイ   1羽
18.サンコウチョウ  1羽
19.ガビチョウ     1羽
20.ソウシチョウ    3羽

【特記事項】
1.第二オークヒル奥のヒノキ林でサンコウチョウの成鳥メスを確認しました。5月と6月の春の渡りでは毎年確認されていましたが、東南アジアに帰る秋の渡りを確認したのは初めてです。
2.駐車場東側のソメイヨシノの古木から22羽のイカルが次々と飛び出して来ました。その他に一羽だけで行動をするイカルを3カ所で確認しました。繁殖期を終えこれからは群れで行動する姿が見られます。
3.今までも不二聖心女子学院の敷地内でイソヒヨドリは確認されていたが、東名高速道路の橋が校舎に一番近い所でした。今日は本校舎の屋根で鳴くのを確認しました。来年の繁殖期には美しい囀りではあるが終日囀るので耳障りかもしれません。イソヒヨドリは漢字で磯鵯と書きます。本来は磯で生活をし、岩場に巣を作っていますが、工場が多くなりアングルや隙間が出来たので内陸部でも巣作りをする環境ができ生息範囲を広げたものと考えられます。イソヒヨドリはヒタキ科に属すので食性や行動はヒヨドリ科のヒヨドリとは異なります。

2019.08.26

8月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が8月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
8月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.キジバト        1羽
2.ヒヨドリ         10羽
3.ハシブトガラス      11羽
4.ウグイス        6羽
5.シジュウカラ        3羽
6.メジロ         6羽
7.ハシボソガラス       5羽
8.ツバメ         3羽
9.ホオジロ        2羽
10.アオゲラ       2羽
11.ハクセキレイ      3羽
12.ヤマガラ         4羽
13.カッコウ        1羽
14.カワラヒワ       4羽
15.スズメ         6羽
16.キセキレイ      1羽
17.コジュケイ       1羽
18.ガビチョウ       6羽

【特記事項】
1.8月3日に実施された「夏休み子供自然体験教室」の朝、教頭先生がカッコウの囀りを2カ所で確認して下さいました。不二聖心女子学院で確認された鳥類は61種類になりました。カッコウはモズ、ホオジロ、ウグイス、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイなど不二聖心女子学院で繁殖をしている野鳥に托卵します。8月3日に不二聖心女子学院で初めて確認された事から、托卵の為に飛来したのではなく南の国に帰る途中に通過したものと考えられます。
2.ツバメ、カッコウの夏鳥以外の16種類の野鳥は不二聖心女子学院では留鳥に分類されます。

2019.07.31

7月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が7月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
7月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.キジバト      2羽
2.ヒヨドリ      9羽
3.ハシブトガラス   5羽
4.ウグイス      6羽
5.シジュウカラ      2羽
6.メジロ      3羽
7.ハシボソガラス    8羽
8.ツバメ      8羽
9.ホオジロ               3羽
10.アオゲラ            1羽
11.キビタキ            1羽
12.ヤマガラ            1羽
13.トビ                 1羽
14.カワラヒワ          1羽
15.エナガ              1羽
16.オオルリ    1羽
17.キセキレイ   3羽
18.コジュケイ         1羽
19.ガビチョウ          3羽

【特記事項】
1.不二聖心で7月下旬にオオルリの囀りが聞かれるのは珍しい。6月には巣立ちをし南に向けて移動をしている時期です。外敵などに襲われて最初の繁殖に失敗した親鳥が、2度目の繁殖行動をしたので巣立ちが遅れた事も考えられる。
2.キビタキは7月中旬まで盛んに囀っていたが下旬には聞かれなくなった。
3.ヤマユリが開花し、周辺に良い香りを漂わせている。

2019.06.30

6月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が6月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

6月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.キジバト      1羽
2.ヒヨドリ       18羽
3.ハシブトガラス    10羽
4.ウグイス      10羽
5.シジュウカラ     10羽
6.メジロ      14羽
7.ハシボソガラス     7羽
8.ツバメ         7羽
9.ホオジロ       2羽
10.アオゲラ      1羽
11.キビタキ      5羽
12.ヤマガラ      5羽
13.スズメ      1羽
14.カワラヒワ      2羽
15.エナガ       37羽
16.コゲラ        1羽
17.オオルリ      1羽
18.ホトトギス      2羽
19.コジュケイ      3羽
20.ガビチョウ     5羽

【特記事項】
1.先月は5カ所でオオルリの囀りを確認したが、6月になりオオルリの囀りは1ヵ所だけで聞かれた。多くのオオルリはヒナが巣立ち、移動を始めたものと思われる。
2.オオルリより不二聖心女子学院に渡って来るキビタキは盛んに囀っていた。
3.第二オークヒルでエナガの親鳥と巣立ち子34羽の群れがオークヒルの西の林から西の林に次々に渡っていく光景は圧巻であった。
4.ホトトギスの囀りが第二オークヒルとヒノキ林で聞かれた。
5.第二オークヒル近くでイチヤクソウの開花を確認した。
6.第二オークヒルとクヌギ林に接するワラビの葉にミズイロオナガシジミを確認した。
7.東名高速道路のトンネルに接する小川でミヤマカワトンボを確認した。
8.第二オークヒルにある牛の水飲み場で真っ赤なショウジョウトンボのオスを確認した。

2019.06.12

5月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が5月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

5月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヤマガラ     5羽
2.キセキレイ    1羽
3.ヒヨドリ     13羽
4.ハシボソガラス   8羽
5.エナガ       5羽
6.カワラヒワ     6羽
7.メジロ      11羽
8.シジュウカラ    4羽
9.ハシブトガラス  15羽
10.コゲラ      5羽
11.アカハラ     3羽
12.アオゲラ     2羽
13.スズメ     1羽
14.ウグイス     7羽
15.ホオジロ     9羽
16.オオルリ    6羽
17.キビタキ      2羽
18.ツバメ        6羽
19.イカル      1羽
20.サンコウチョウ   1羽
21.コジュケイ   4羽
22.ガビチョウ    1羽

【特記事項】
1.朝サンコウチョウの囀りが駐車場で聞かれた。出勤時にサンコウチョウの囀りで出迎えてくれる学校はそうそう無いと思われる。
2.オオルリの巣からヒナが無事に巣立った。
3.エビネが開花した。
4.第二オークヒルのクヌギ林でギンランが開花した。

2019.05.09

4月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が4月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

4月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヤマガラ     6羽
2.キセキレイ    1羽
3.ヒヨドリ      25羽
4.ハシボソガラス   6羽
5.エナガ       1羽
6.カワラヒワ     6羽
7.メジロ       8羽
8.シジュウカラ    8羽
9.ハシブトガラス   19羽
10.コゲラ      3羽
11.アカハラ     1羽
12.ツグミ      2羽
13.シロハラ     2羽
14.ウグイス     7羽
15.ホオジロ     2羽
16.オオルリ      6羽
17.キジバト     3羽
18.アオジ     1羽
19.キビタキ    1羽
20.ツバメ     1羽
21.イカル     1羽
22.ヤブサメ    1羽
23.サンショウクイ  1羽
24.ビンズイ          4羽
25.トビ               1羽
26.コマドリ           1羽
27.コジュケイ        1羽
28.ソウシチョウ      1羽
29.ガビチョウ          3羽

【特記事項】
1.確認された夏鳥はオオルリ、キビタキ、ツバメ、ヤブサメ、サンショウクイ、コマドリ
2.繁殖地に帰らずにいる、のんびり屋の野鳥
冬鳥ではツグミ、シロハラ (いずれもヒタキ科)
漂鳥ではアカハラ、イカル、ビンズイ、アオジ (漂鳥一部留鳥は除く)
3.4月9日 コフタバランの花が満開となった。
4月23日 カヤランの花が満開となった。
4月23日 キンランが咲き始めた。ギンランは5月の開花と思われる。
4月23日 ウラシマソウが開花した。

2019.03.17

3月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が3月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

3月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヤマガラ      7羽
2.キセキレイ     1羽
3.ヒヨドリ       17羽
4.ハシボソガラス    6羽
5.エナガ        2羽
6.カワラヒワ      4羽
7.メジロ      1羽
8.シジュウカラ     9羽
9.ハシブトガラス    16羽
10.コゲラ     3羽
11.ビンズイ    2羽
12.ツグミ     16羽
13.シロハラ    1羽
14.トビ       2羽
15.ホオジロ    2羽
16.アオゲラ    1羽
17.キジバト     5羽
18.アオジ      6羽
19.ジョウビタキ    2羽
20.カルガモ    2羽
21.シメ       1羽
22.コジュケイ    1羽

【特記事項】
1.ソメイヨシノの古木が有る所にツグミ11羽が見られた。里に来てからは単独行動をしていた冬鳥のツグミが北に帰るために、群れを作り始めているものと思われる。
2.「共生の森」近くでアオゲラが今シーズンに空けた巣と思われる穴を見つけた。アオゲラは枯れていない木の幹に巣穴を空けるのが一般的だが、この巣穴に使用された木は枯れている。このまま順調に巣作りと産卵が進めば、4月末から5月初旬にはヒナが見られる。
3.春の訪れを知らせる下記の花が咲き始めた。
コブシ、ホトケノザ、タチツボスミレ、ワラビ、フキノトウ、ヨモギが出始めた。
4.ヒメフタバランの花芽が膨らみ始めた。

2019.02.24

2月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が2月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

2月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヒヨドリ     14羽
2.ホオジロ      3羽
3.メジロ      4羽
4.ハシブトガラス    26羽
5.ヤマガラ      2羽
6.トビ         2羽
7.ハシボソガラス    2羽
8.エナガ        7羽
9.シジュウカラ     9羽
10.ウグイス     1羽
11.ジョウビタキ     2羽
12.カワラヒワ     2羽
13.アオジ     6羽
14.キジバト   20羽
15.コゲラ     1羽
16.キセキレイ    2羽
17.シメ       3羽
18.ミソサザイ    1羽
19.ガビチョウ     1羽

【特記事項】
1.私たちは寒い寒いと言っていますが、生き物たちは着実に春を感じています。下記の野鳥は地鳴きと囀りの両方をするようになりました。
ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ガビチョウ(外来種)
2.オニシバリの花が咲き、芳香を放っています。
3.「温情坂」の小川でミソサザイを初めて確認しました。不二聖心女子学院で確認できた野鳥は60種となりました。ミソサザイは標高700m程度から森林限界に近い所で繁殖を行い、冬期には一部が標高の低い所に下りて来ますが、標高200m近くまで下りてくるのは意外でした。小川のうす暗い地面を数十センチメートルから1メートル程度素早く移動していました。
4.第二オークヒルにある「牛の水飲み場」でトビがオオカナダモを引き抜こうとしている行動をみました。トビは雑食性ですがオオカナダモを食料にするとは考えにくく、巣材の一番内側に使用するものと推察されます。

2019.01.09

1月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が1月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

1月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

 1.ヒヨドリ      54羽
 2.ホオジロ     2羽
 3.メジロ      3羽
 4.ハシブトガラス   21羽
 5.ヤマガラ     3羽
 6.ツグミ      5羽
 7.ハシボソガラス   1羽
 8.カケス       1羽
 9.シジュウカラ    3羽
10.ルリビタキ     2羽
11.ジョウビタキ     1羽
12.カワラヒワ     1羽
13.アオジ       5羽
14.キジバト     19羽
15.コゲラ       4羽
16.キセキレイ    1羽
17.ソウシチョウ    1羽
【特記事項】
1.先月は冬鳥のツグミが25羽も見られたが今月は5羽となった。
今は庭や畑で単独行動をし、3~4月まで過ごす。
ヒヨドリは54羽見られ、主に校舎や駐車場を飛び交い鳴き交わしていた。
2.秋から春先にかけてはメジロ、ヤマガラ、シジュウカラなどは群れを作って行動しているので、記載されている個体数は少ないが、実際には記載した以上の個体数がいると推測される。
3.アオジ、ホオジロはいつも同じ場所で見られる。その環境にはススキが多く見られる。ススキの穂にある種を食料にしているようだ。

2018.12.30

12月の野鳥の調査

  日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が12月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

12月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヒヨドリ       80羽
2.ホオジロ      1羽
3.メジロ         3羽
4.ハシブトガラス      11羽
5.ヤマガラ        4羽
6.ツグミ        25羽
7.ハシボソガラス       2羽
8.シメ         2羽
9.シジュウカラ       3羽
10.ルリビタキ     3羽
11.トビ       1羽
12.カワラヒワ     1羽
13.アオジ       8羽
14.キジバト     16羽
15.コゲラ       2羽
16.アカハラ      1羽
17.キセキレイ     1羽
18.ソウシチョウ    1羽

【特記事項】
1.冬鳥のツグミが25羽とシメ2羽がモミジの梢に見られた。今は集団でいるツグミはもうすぐ、庭や畑で単独行動をするようになり、春になるとまた集団となり北の繁殖地に帰っていく。
2.80羽ものヒヨドリが校舎や駐車場に飛び交い鳴き交わし騒がしい程であった。
3.キジバト10羽が群れとなり行動していた。
4.漂鳥のアカハラがエントランスで見られた。
5.学院内には日本の固有種であるカヤランが3カ所で自生している。5月に黄色い花を咲かせるカヤランは、既に花芽を膨らませている。

2018.12.06

11月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が11月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

11月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

 1.ヒヨドリ      38羽
 2.ホオジロ     4羽
 3.メジロ      7羽
 4.ハシブトガラス   23羽
 5.ヤマガラ     4羽
 6.カケス      1羽
 7.ハシボソガラス     2羽
 8.モズ       1羽
 9.シジュウカラ    4羽
10.ウグイス       4羽
11.トビ        3羽
12.カワラヒワ     1羽
13.アオジ       2羽
14.キジバト      4羽
15.コゲラ       1羽
16.エナガ       3羽
17.ジョウビタキ       2羽
18.ガビチョウ     3羽
19.ソウシチョウ    3羽

【特記事項】
1.夏に山地で子育てを終え、秋から春先にかけては平地でも見られる、漂鳥のカケスが確認された。
2.冬鳥のジョウビタキが確認された。裾野市では10月25日前後に初認されることが多い。危険を冒し海を渡り群れで日本の山地に飛来した時には皆仲良しだが、春先までを過ごす場所に来ると、激しい縄張り争いを繰り広げる。車のサイドミラーに映った自分の姿をライバルと勘違いし、糞をかけたり体当たりをする行動が見られる。カーブミラーに向かっても同じような行動をとる。
3.フユイチゴの赤い実を見るたびに、来年こそは白い花を見たいと思うのだが今年も見ることなく、赤い実を見る事になった。

2018.11.10

10月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が10月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

10月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。
 1.ヒヨドリ    64羽
 2.ホオジロ     7羽
 3.メジロ     32羽
 4.ハシブトガラス 16羽
 5.ヤマガラ     6羽
 6.アオゲラ     3羽
 7.ハシボソガラス   2羽
 8.モズ       4羽
 9.シジュウカラ    3羽
10.ウグイス     1羽
11.トビ        5羽
12.スズメ     2羽
13.キセキレイ    1羽
14.コジュケイ     1羽
15.ガビチョウ     4羽
16.ソウシチョウ   2羽
【特記事項】
1.モズの「高鳴き」が3箇所で聞かれた。来年の春までの縄張りを確保するために必死で鳴いている。
2.植物ではアキチョウジが見られた。
3.蝶ではワラビの葉に止まったルリタテハが見られた。

2018.10.01

9月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が9月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告が届きましたので、掲載いたします。 

9月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

 1.キジバト     5羽
 2.ヒヨドリ      14羽
 3.メジロ      9羽
 4.ハシブトガラス    6羽
 5.ヤマガラ     5羽
 6.コゲラ        1羽
 7.ハシボソガラス    2羽
 8.イカル        1羽
 9.シジュウカラ     4羽
10.ウグイス       1羽
11.コジュケイ     1羽
12.ガビチョウ     3羽
【特記事項】
1.野鳥の種数は外来種を入れて12種類と少ない。ウグイスの地鳴きが聞かれ、秋になったことを実感させられた。 
2.第2オークヒルに隣接する、以前ソバを栽培したと聞いた場所にナンバンギセルが咲いていた。3本の内1本は通常の高さだが、2本は全長が2cm程度と短かった。「温情坂」近くの東名高速道路沿いの孟宗竹が生えている所で新たにナンバンギセルの生息地を見つけた。
3.8月25日の調査では第2オークヒルからゴルフ場に続く山道で15個のクモの巣を払いながら調査を行ったが、今回は25個のクモの巣があった。
4.今月の調査ではサワガニを6匹とヤマアカガエルの子(約1cm)を3匹確認した。ヤマアカガエルは今年の初認となった。
5.第2オークヒルでツマグロヒョウモンが多く見られた。メスの数に対してオスの数が極端に多いことは興味深い。
6.エントモファガ・グリリ(昆虫病原菌)に侵され草の途中まで登り死んでいるバッタが見られた。エントモファガ・グリリに侵されたバッタ類はススキなどの高い所に誘導され、死を迎える。高い所に誘導する理由は菌をより遠く、広い範囲に拡散させるのが目的であると、蒔苗博道先生から教えて頂いた。

2018.09.03

8月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が8月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

8月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。
 1.ヤマガラ       5羽
 2.ヒヨドリ       17羽
 3.ハシボソガラス    2羽
 4.エナガ       1羽
 5.キジバト       1羽
 6.カワラヒワ      1羽
 7.メジロ        2羽
 8.シジュウカラ     5羽
 9.ハシブトガラス     11羽
10.コゲラ        1羽
11.ホオジロ       3羽
12.イカル        4羽
13.ツバメ        2羽
14.アオゲラ        1羽
15.トビ        3羽
16.スズメ        2羽
17.ガビチョウ      1羽
【特記事項】
1.例年8月初旬に行われる「夏休みこども自然体験教室」で見られるナンバンギセルが今年は見られなかったが、8月25日の調査で見られた。
2.5月~6月に開花するネジバナが第二オークヒルに多く咲いていた。
3.昨年までは第二オークヒルからゴルフ場に続くヒノキ林を歩くとクモの巣が顔や体に付くため、棒でクモの巣を払いながら調査をする状態であったが、今年の5月~7月の調査ではクモの巣がほとんどなかった。8月25日の調査では15個のクモの巣を払いながら調査を行った。
4.昨年まではヒノキ林の林道を歩くとサワガニやヤマアカガエルをたくさん見る事ができたが、今年はほとんど見られなかった。
 不二聖心女子学院の野鳥や植物などの調査を実施し4年目になるが、上記1~4の事象は今
年は例年とは違うと感じた事です。記録的な猛暑が影響しているのか気になるところです。
野鳥に関しては、一年の中で種類も個体数も一番少ない時期です。

2018.08.04

7月の野鳥の調査

  日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が7月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

 7月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。
 1.ヤマガラ      8羽
 2.ウグイス      3羽
 3.ヒヨドリ     22 羽
 4.ハシボソガラス   2羽
 5.トビ        1羽
 6.カワラヒワ     7羽
 7.メジロ       15羽
 8.シジュウカラ    10羽
 9.ハシブトガラス   16羽
10.コゲラ       3羽
11.ホオジロ      6羽
12.エナガ        1羽
13.ツバメ       9羽
14.オオルリ      1羽
15.アオゲラ      3羽
16.キビタキ      3羽
17.セグロセキレイ   1羽
18.キセキレイ     2羽
19.コジュケイ     2羽
20.ガビチョウ     5羽
【特記事項】
1.ヤマユリが開花した
2.タマゴタケが見られた
3.「共生の森」下の小川で、孟宗竹の地上約6mの所にモリアオガエルの卵塊がみられた

2018.07.02

6月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が6月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

 6月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。
 1.ヤマガラ      6羽
 2.ウグイス      9羽
 3.ヒヨドリ      28羽
 4.ハシボソガラス   6羽
 5.キジバト      2羽
 6.カワラヒワ     3羽
 7.メジロ       3羽
 8.シジュウカラ    5羽
 9.ハシブトガラス   30羽
10.コゲラ       3羽
11.ホオジロ      3羽
12.ホトトギス     3羽
13.ツバメ       6羽
14.オオルリ      2羽
15.アマツバメ     2羽
16.スズメ       4羽
17.アオゲラ      1羽
18.キビタキ      5羽
19.センダイムシクイ  1羽
20.キセキレイ     4羽
21.サンショウクイ   2羽
22.エナガ       10羽
23.アオサギ      1羽
24.サンコウチョウ   2羽
25.ムクドリ      1羽
26.コサメビタキ    3羽
27.コジュケイ     2羽
28.ガビチョウ     6羽
【特記事項】
1.サンショウクイのペアが共生の森近くの駐車場で見られた。オスがメスに餌をプレゼントする、求愛給餌行動が見られた。
2.エナガ、ヤマガラ、メジロの親子が混群を作っていた。
3.サンコウチョウが第二オークヒル隣の第14留の所と、距離の離れたヒノキの人工林で確認できたので、学院内には2個体が生息している。また、6月22日に確認したので繁殖をしている可能性が高い。
4.センダイムシクイを初めて確認した。学院での確認種は60種類になった。
5.コサメビタキを3個体確認した。

2018.06.06

5月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が5月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

 5月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

 1.ヤマガラ     4羽
 2.ウグイス     8羽
 3.ヒヨドリ    12羽
 4.ハシボソガラス  4羽
 5.キジバト     2羽
 6.カワラヒワ    4羽
 7.メジロ      6羽
 8.シジュウカラ   6羽
 9.ハシブトガラス 10羽
10.コゲラ      1羽
11.ホオジロ     2羽
12.ホトトギス    1羽
13.ツバメ      6羽
14.イソヒヨドリ   1羽
15.オオルリ     2羽
16.スズメ      2羽
17.アオゲラ     1羽
18.キビタキ     4羽
19.イカル      1羽
20.キセキレイ    1羽
21.コジュケイ    2羽
22.ガビチョウ    4羽
【特記事項】
1.2018年3月に報告書を提出した時の確認種は58種であったが、新たにイソヒヨドリの♀を「聖心橋」の所で確認できたので、聖心女子学院での確認種は59種となった。
2.ヒノキ林の中にある桜の大木にオオルリの巣が有り、卵が1個あった。
 以上が報告書になります。下の写真は滝先生が調査中に撮影されたオニシバリの果実の写真です。すべての果実に穴が開いており、中の種子がなくなっているように見えます。鳥などの動物が食べたのでしょうか。今のところ理由ははっきりしませんが、何らかの動物の仕業なのか興味深いです。

2018.05.28

4月の野鳥の調査

 日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が4月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

4月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。
 1.ヤマガラ     12羽
 2.ウグイス     9羽
 3.ヒヨドリ     23羽
 4.ハシボソガラス  2羽
 5.エナガ      4羽
 6.カワラヒワ    3羽
 7.メジロ      5羽
 8.シジュウカラ   6羽
 9.ハシブトガラス  18羽
10.コゲラ      2羽
11.ビンズイ     3羽
12.ツグミ      2羽
13.ツバメ      2羽
14.トビ       1羽
15.ホオジロ     3羽
16.トラツグミ    2羽
17.オオルリ     4羽
18.スズメ      3羽
19.キセキレイ    1羽
20.アオゲラ     2羽
21.キビタキ     2羽
22.イカル      1羽
23.カルガモ     2羽
24.コジュケイ    1羽
25.ガビチョウ    1羽
【特記事項】
1.第二オークヒルに居るウグイスは、昨年と同一個体と思われる。
 初年度の囀りは「ホ~フィ」、昨年は「ホ~ホフィッ」「ホ~ホケキョ」と囀った。今年は昨年と同じ囀りをした。
2.第二オークヒルとヒノキの植林地の境から漂鳥のトラツグミが2個体飛び出してきた。
 なかなか目にすることができないトラツグミだが、この冬は三島市の源兵川と境川・清住緑地の2カ所でも見る事が出来た。
3.27日に冬鳥のツグミ、漂鳥のビンズイが確認された。両種ともに繁殖地に帰るのが遅いと思われる。
4.ランの仲間のエビネ、キンラン、ギンランが咲いていた。