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フィールド日記

2019.12.01

11月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が11月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
11月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヒヨドリ     41羽
2.メジロ     10羽
3.キジバト     2羽
4.ハシボソガラス    2羽
5.ホオジロ     1羽
6.カワラヒワ       2羽
7.ハシブトガラス 12羽
8.カケス     2羽
9.シジュウカラ   4羽
10.アオゲラ    3羽
11.アオジ     3羽
12.トビ      1羽
13.ウグイス     4羽
14.エナガ     4羽
15.コゲラ     1羽
16.ジョウビタキ   2羽
17.ノスリ      2羽
18.ツグミ      2羽
19.シメ      3羽
20.シロハラ     1羽
21.ルリビタキ     5羽
22.ガビチョウ     2羽
23.ソウシチョウ    1羽

【特記事項】

1.冬鳥のシメ、シロハラが今季初めて観察された。また姿は確認できなかったが、漂鳥のルリビタキが3カ所で「ヒッヒ ヒッヒ」「カッカ カッカ」という声を出していた。
2.猛禽類のノスリがススキ野原でヒノキの頂上に止まっていたので観察していると、約150m先にいたバッタの仲間を捕食した。ノスリは錐体細胞の個数が人間の約6倍有るので、人間では確認できない遠くのバッタを探すことが出来る。
3.駐車場奥に大きな四溝柿(渋柿)が数本有り、色づいた実が鈴なりになっている。四溝柿は熟すと甘くなるのでヒヨドリやツグミ、メジロ、スズメ、ムクドリなどが好んで食べる。数百個なっている柿の実も前述の野鳥が群れで食べに来ると一週間くらいで無くなってしまう。毎年たくさんの実をつけてくれる柿の木は野鳥にとっては有難い木だ。