フィールド日記
2019.02.24
2月の野鳥の調査
日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が2月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
2月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。
1.ヒヨドリ 14羽
2.ホオジロ 3羽
3.メジロ 4羽
4.ハシブトガラス 26羽
5.ヤマガラ 2羽
6.トビ 2羽
7.ハシボソガラス 2羽
8.エナガ 7羽
9.シジュウカラ 9羽
10.ウグイス 1羽
11.ジョウビタキ 2羽
12.カワラヒワ 2羽
13.アオジ 6羽
14.キジバト 20羽
15.コゲラ 1羽
16.キセキレイ 2羽
17.シメ 3羽
18.ミソサザイ 1羽
19.ガビチョウ 1羽
【特記事項】
1.私たちは寒い寒いと言っていますが、生き物たちは着実に春を感じています。下記の野鳥は地鳴きと囀りの両方をするようになりました。
ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ガビチョウ(外来種)
2.オニシバリの花が咲き、芳香を放っています。
3.「温情坂」の小川でミソサザイを初めて確認しました。不二聖心女子学院で確認できた野鳥は60種となりました。ミソサザイは標高700m程度から森林限界に近い所で繁殖を行い、冬期には一部が標高の低い所に下りて来ますが、標高200m近くまで下りてくるのは意外でした。小川のうす暗い地面を数十センチメートルから1メートル程度素早く移動していました。
4.第二オークヒルにある「牛の水飲み場」でトビがオオカナダモを引き抜こうとしている行動をみました。トビは雑食性ですがオオカナダモを食料にするとは考えにくく、巣材の一番内側に使用するものと推察されます。