フィールド日記
2019.02.12
ウメノキゴケ
校内のいろいろな場所でウメノキゴケが見られます。菌類と藻類の共生体である地衣類の仲間です。ウメノキゴケという名前ですが、ウメの木以外にも様々な樹種や岩石に着生します。亜硫酸ガスに弱く大気汚染の指標生物として知られており、都市部ではあまり見られないと言われています。
稀に子器(しき、菌類の胞子をつくる器官)をつけることがあり、駐車場近くのクヌギに着生していた地衣体で見ることができました。下の写真はカップ状の子器を拡大したものです。