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フィールド日記

2018.09.28

ヌスビトハギ

 校舎裏の駐車場に、ヌスビトハギが咲いています。マメ科の仲間で花は小さい「蝶形花(ちょうけいか、マメ科に多く見られる左右対称の蝶に似た形の花)」です。市街地から少し離れた場所の林縁などによく見られます。

 果実は節によって2つに分かれており、「節果(せつか)」と呼ばれています。和名の盗人萩(ヌスビトハギ)の由来は2つの説があり、いずれもこの節果に関係しています。1つは節果の形が、足袋を履いた盗人が忍び足で歩いたときの足跡に似るという説です。もう1つは節果には先の曲がった毛が密生しており、動物や衣服に付着するので、盗人が人に取りつく様子に見立てたという説です。