フィールド日記
2018年01月
2018.01.28
1月の野鳥の調査 残雪とルリビタキ
寒い日が続き、1月22日に降った雪がまだ富士山麓のあちらこちらに残っています。愛鷹山の残雪も不二聖心からくっきりと見ることができます。日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が1月の不二聖心の野鳥の調査を1月27日にしてくださいましたが、滝先生はルリビタキが4羽も見られたことについて、「愛鷹山から千福が丘(当学院のすぐ近くの地名)にかけ積雪が有り、餌を求めて積雪の無い当学院に移動して来たものと考えられる。」と分析なさっていました。
今日のことば
2018.01.23
雪のマリアガーデン 築山の薩摩紅梅
2018.01.15
8頭のシカの群れ
今朝、オムニコートの横を通過していくシカの群れの写真を撮りました。このシカたちは、お茶畑を抜けて、築山を通り、テニスコートの横を通って、グラウンドへと移動していきました。群れは8頭で構成されていたようです。
群れを作って行動するシカは、不二聖心の貴重な植物にも大きな被害をもたらしています。被害は不二聖心だけにとどまるものではなく富士山麓全体、いや日本全体に及んでいます。愛らしいシカを駆除するのは忍びないですが、生態系全体を守るためには害獣対策がどうしても必要になってきます。
2018.01.14
キンランと歌会始
昨日の朝の雑木林の様子です。
今日のことば
語るなく重きを負ひし君が肩に早春の日差し静かにそそぐ 皇后さま
2018.01.08
黄色いイロハモミジ
墓所から降りる道の途中に黄色いモミジの葉がたくさん落ちていました。
まるで舞い落ちたイチョウの葉のようでした。実はこれは、中学校校舎の中庭などでも見られるイロハモミジの葉なのです。周りの環境によって、普通なら真っ赤に紅葉するイロハモミジがこのように黄色くなることに驚きました。
2018.01.04
「共生の森」のナツグミ
「共生の森」に生徒が植えたナツグミが、年が明けてもたくさんの実をつけています。食べると甘い味がしますが、多少の渋みがあります。どうやら鳥たちはこの実をあまり好まないようです。かつて「共生の森」の樹木はほとんどが鹿の食害で枯れてしまいましたが、ナツグミだけは鹿がその葉を好まないことで生き残りました。葉を鹿に嫌われ実を鳥に嫌われるナツグミは実にユニークな植物です。
2018.01.01
カラスザンショウ
墓所の近くにある高木がたくさんの赤い実をつけています。この木の名前がどうしてもわかりませんでした。複数の専門家の方が、時間をかけて検討してくださった結果、ようやくカラスザンショウであるという結論に至りました。不二聖心の自然にはまだまだ未知の領域があることを痛感しました。今年も不二聖心の植物相をさらに詳細に明らかにできればと思います。
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