フィールド日記
2017.03.09
シイタケのほだ木づくり
NPO法人「土に還る木 森づくりの会」の方々が「共生の森」の整備とシイタケのほだ木づくりをしてくださいました。
シイタケのほだ木にするために切り倒したのは、コナラの木です。
切り倒された木はほだ木にちょうどよい長さに切りそろえられました。
4月にはこの木にシイタケの菌を植えこむことになります。切断面は次のようになっていました。コナラやクヌギの場合、この切断面からやがて新しい木か育っていきます。東京書籍の『新編生物基礎』には次のような一節があります。
雑木林には炭や薪に利用するコナラやクヌギがみられる。これらは伐採しても、切り株から萌芽(ほうが)が伸び、8~15年くらいすると成熟した樹木となる。これらの樹木は樹液を分泌するものが多く、カブトムシやクワガタムシ、オオムラサキなどの昆虫が集まる。秋になるとどんぐりが実り、カケスやリスなどの動物の食料源ともなる。
一昨年の高校1年生が植えた菌は冬も成長を続け、ほだ木からはたくさんのシイタケが発生していました。
今日のことば
雪晴れてみな陽の色に輝けり今日は手紙の返事を書こう 佐々木義幸