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フィールド日記

2013.10.04

赤と白のゲンノショウコ  合体したコブシとホオノキ

 2013.10.04  Friday

今日はすすき野原とキャンプ場でゲンノショウコの花を観察することができました。ゲンノショウコは西日本に紅紫の花が多く東日本に白紫の花が多いと言われますが、すすき野原は紅紫でした。
 

キャンプ場は白紫でした。これは不二聖心の位置が東西日本の中心付近に位置していることと関係があるかもしれません。


 

キャンプ場にはコブシとホオノキが一本になった珍しい木があります。
 

コブシはコブシで実をつけていました。
 

ホオノキはホオノキで実を落としていました。
 

コブシもホオノキも同じモクレン科モクレン属ですので相性は悪くないのかもしれません。

 

今日のことば

人間は自然によって生かされてきた。古代でも中世でも自然こそ神々であるとした。このことは、少しも誤っていないのである。歴史の中の人々は、自然をおそれ、その力をあがめ、自分たちの上にあるものとして身をつつしんできた。
この態度は、近代や現代に入って少しゆらいだ。
--人間こそ、いちばんえらい存在だ。
という、思いあがった考えが頭をもたげた。二十世紀という現代は、ある意味では、自然へのおそれがうすくなった時代といっていい。

                                                                                             司馬遼太郎