フィールド日記
2013.06.13
サルトリイバラとホウセンカヒゲナガアブラムシ
2013.06.13 Thursday
台風3号から変わった熱帯低気圧の影響で雨の朝となりました。牧草地の横の道に生えているサルトリイバラの葉も水滴で濡れているのがわかります。サルトリイバラには棘があり、「猿を捕らえられる茨」という意味でサルトリイバラと名付けられたと言われます。小笠原諸島や伊豆七島には棘のないサルトリイバラが自生しています。天敵のいない島では棘の必要性が低く、棘のない姿に進化したのではないかと考える人もいるようです。
サルトリイバラの葉の裏にはサルトリイバラを寄主とするホウセンカヒゲナガアブラムシが潜んでいました。オレンジ色の個体が幼虫で黒色の個体が成虫です。ホウセンカヒゲナガアブラムシの二次寄主はツリフネソウです。不二聖心のどこかに、あのユニークな姿の花を咲かせる植物が自生しているかもしれません。
今日のことば
なんじの若き日になんじの造主(つくりぬし)を覚えよ。
コヘレト書のことば