フィールド日記
2013.06.30
アラゲハンゴンソウの帯化 築山のシマヘビ
2013.06.30 Sunday
6月26日のフィールド日記で紹介したアラゲハンゴンソウの奇形は、「帯化(たいか)fasciation」と呼ばれる現象であることがわかりました。分裂組織の突然変異や遺伝的原因、細菌の感染などによる植物の奇形の一つです。日本では1949年には既に『植物畸形学』(藤田哲夫)という本が出版されており、その中で「帯化」についてもふれられています。
昨日の第1回学校説明会にいらした方の中に「先ほどヘビに出会いました。いいことがありそうです。」とおっしゃった方がいらっしゃいました。ヘビを縁起の良い生き物ととらえる考え方が日本には古くからあります。この民間信仰が真実であるかどうかを問うのは難しいことですし、野暮な行為でしょう。ただ、ヘビが生息できる環境は自然豊かな環境であり、そこではあらゆる生物が生き生きと暮らしていて良いことが起こりやすいことは間違いないでしょう。
今日のことば
高校3年生の短歌より
ふと気づく月日の流れその速さ やるべきことを今やらないと
揺れる本、揺れるつりかわ、揺れる首。人それぞれのガッタンゴトン
ゆふ2号真っ赤な車両カタコトと筑後の時がゆっくり流れる
どこにでも行く先々で根を張って育つ綿毛のようになりたい