フィールド日記
2013.02.06
東北大学で温暖化指標生物と見なされたヤツデ
2013.02.06 Wednesday
東北大学の広報誌『まなびの杜』に東北大学名誉教授の鈴木三男先生が、興味深いことをお書きになっていました。仙台で見られるヤツデは、かつては冬の寒さで枯れていたのに最近は越冬できるようになったというのです。地球温暖化の影響であろうということでした。不二聖心では築山のヤツデが白い実をつけています。これからは不二聖心でヤツデを見るときにも温暖化指標の植物という視点を持って見ていきたいと思いました。
今日のことば
ほんとうに、世のなかが機械化し、便利になればなるほど人間は、なでさするようにして物をだいじにし、具体的な物から影響を受け、物から学ばなくてはならないのである。物が自分を育ててくれることを考え、物をだいじにしていかなければならないのだ。そういうことをしないと、みんなふわふわしてしまい、自分や自分の考えのない、機械の部品のような人間になってしまうのだ。
斎藤喜博