フィールド日記
2013.02.10
春の訪れ オオイヌノフグリが咲きました
2013.02.10 Sunday
今日は久しぶりに第2牧草地を歩いてみました。牧草地を覆っていた外来種のメリケンカルカヤは不二農園の方々によって見事に刈り取られていました。
牧草地の脇の道ではオオイヌノフグリを見つけ、春の訪れを実感しました。稲垣栄洋さんの『身近な雑草のゆかいな生き方』という本にはオオイヌノフグリの学名ついての興味深い文章が載っています。その一部を引用します。
オオイヌノフグリの学名は「ベロニカ」という。重い十字架を背負って刑場に向かうキリストの顔の汗を拭いてあげた女性のハンカチに、キリストの顔を浮かび上がるという奇跡が起きた。この女性の名がベロニカである。オオイヌノフグリの美しい花をよく見ると、キリストらしい人の顔が浮かび上がっている。これがベロニカと呼ばれるゆえんである。なんと高貴な名なのだろう。
花に浮かび上がったこのキリストの顔は、実はハチやアブを呼び寄せるための模様である。四枚の花びらには中央へ向かって蜜のありかを示すガイドラインが引かれている。まさに迷えるハチたちを導いているのである。
今日のことば
恐れなければ、人生はすばらしいものだ。人生に必要なもの。それは、勇気と想像力、そして少しばかりのお金である。
チャーリー・チャップリン
Yes, life is wonderful, if you’re not afraid of it. All it needs is courage, imagination, and a little dough.