フィールド日記
2012.12.13
冬の到来を告げるニトベエダシャク
2012.12.13 Wednesday
今朝、7時30分の不二聖心の気温は-1度でした。いよいよ冬本番の感じがします。
昨日、ニトベエダシャクの写真を撮りましたが、これは冬の到来を告げる蛾で、寒い季節になると発生します。
「ニトベエダシャク」の「ニトベ」は命名者の新渡戸稲雄から採られていています。新渡戸稲雄は新渡戸稲造の従兄弟で、青森県の県農事試験場で研究者として働いていた人物です。
今も行われているリンゴの袋かけの方法は、新渡戸稲雄の考案ですので、私たちが今の季節においしいリンゴが食べられるのは、写真の蛾の命名者のおかげと言えます。
新渡戸稲雄について、さらに詳しく知りたい方は、十和田市立新渡戸記念館のホームページをご覧ください。
http://www.towada.or.jp/nitobe/event/event2009.htm
今日のことば
幸運は誰に一番美しい棕櫚の枝を差しのべるだろうか。喜んで事をなし、またなした事を喜ぶ人に。
ゲーテ