フィールド日記
2012.07.07
ニイニイゼミの抜け殻 キタテハ(夏型)
2012.07.7 Saturday
昨日は「共生の森」でヒグラシの抜け殻を見つけましたが、今日はヤマブドウの支柱にニイニイゼミの抜け殻が付いているのを見つけました。ヒグラシの抜け殻と比較して透明度がなく殻全体を土が覆っています。昨年まで中学3年生の国語の教科書に載っていた「岩に爪たてて空蝉泥まみれ」(西東三鬼)の句の「空蝉」はニイニイゼミと考えて間違いないのではと思います。
「共生の森」でキタテハ(夏型)の写真を撮りました。6月10日にもキタテハ(夏型)を紹介しましたが、それよりも翅の模様の黒が濃いように感じます。
今日のことば
「見よ、この大地を! 三十九億年の地球の生命の歴史と巨大な太陽のエネルギーの下での
生命のドラマが目の前にある。まず現場に出て、目で見て、匂いを嗅いで、舐めて触って調
べろ! 現代人には二つのタイプがある。見えるものしか見ないタイプと、見えないものを
見ようと努力するタイプだ。きみは後者だ。現場が発しているかすかな情報から見えない全
体を読み取りなさい」
『三十光年の星たち』(宮本輝)より