フィールド日記
2012.03.26
ミツバアケビ ヤマアカガエルの卵 タゴガエルの卵の記事が新聞に掲載
2012.03.26 Monday
3月9日のフィールド日記でも紹介した、校舎の裏のミツバアケビがもう花芽をつけていました。アケビの仲間がなぜかアジアと南米のチリのあたりに分布しているという話を以前に書きました。同じ祖先から分化したものと考えられます。この小さな花芽に地球の歴史の謎を解く鍵が隠されているのかもしれません。
図書館の花壇の中にある、オオカナダモを栽培している池にヤマアカガエルが卵を産みました。水中に沈んでいる卵の様子が池の表面からもかすかにわかります。
フィールド日記で何度か紹介してきたタゴガエルの卵についての記事が岳麓新聞に載りました。先週もタゴガエルは岩穴の奥で元気に鳴いていました。
ヤマアカガエルもタゴガエルもたいへん貴重な両生類で、不二の自然の宝と言えます。
今日のことば
さあ、切符をしっかり持っておいで。お前はもう夢の鉄道の中でなしに本当の世界の火やはげしい波の中を大股にまっすぐに歩いていかなければならない。天の川のなかでたつたひとつのほんたうのその切符を決しておまへはなくしてはいけない。
『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治)より