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フィールド日記

2011.08.01

コオニユリ

平成23年8月1日 月曜日

 今日は夏休み11日目です。いよいよ8月に入りました。
不二聖心の自然もますます多様な姿を見せてくれることでしょう。

 久しぶりの快晴となり、すすき野原には気持ちのよい風が吹いていました。
 

 すすき野原には、希少種のコオニユリがたくさん咲いていました。
コオニユリについては、田中肇氏が『花と昆虫がつくる自然』(保育社)の中で次のような文章を書いています。

 コオニユリが存在するためには、送粉者のキアゲハを育てるセリ科植物がなくてはならない。
そのセリ科植物の受粉にはハナアブやハエ類が必要である。
それらの双翅目の昆虫はクマやキツネの糞から発生する。
このように、自然は一つのセットとなって存在しなければ、本来の姿を保つことができないのである。