フィールド日記
2011.07.30
ウスバキトンボ・ツノトンボ・クロコノマチョウ・ヘクソカズラ・ハナノミ
平成23年7月30日 土曜日
今日は夏休み9日目です。
第二牧草地で、今年初めてウスバキトンボの群れ飛ぶ姿を目にしました。下の写真の中央の点のようなものが
その中の1匹です。ウスバキトンボは5月頃九州南部に発生し世代交代を繰り返しながら北上を続ける
トンボとして知られています。
雑木林で久しぶりにツノトンボと出会いました。名前にトンボと付いていますが、トンボ目の昆虫ではなく、
アミメカゲロウ目に属しています。2つの県で絶滅危惧種に指定されている貴重な生物です。
雑木林のクヌギの樹液にはクロコノマチョウが来ていました。もともとは南の地方に生息するチョウですが、
今から10年ほど前に関西で目撃されはじめ、今では不二聖心でも普通に見られるチョウとなっています。
地球温暖化の影響で生息域を北に広げていると考える人もいます。
ヘクソカズラの花にはハナノミが来ていました。気の毒な名前を持つ花ですが、
虫たちにはなかなか人気があります。