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フィールド日記

2011.07.20

ハグロトンボ・ジガバチ・シャクガの幼虫

平成23年7月19日 火曜日

 台風6号の影響を懸念して今日の授業は午前中のみとなりました。
台風が通過するまでは月曜日に紹介しきれなかったフィールドの様子を写真で紹介してみたいと思います。

 7月に入ると、温情舎の校舎跡のアブラギリの大木の木陰でハグロトンボをよく目にするようになります。
これは7月に羽化した若い個体が比較的薄暗い環境を好むためだと考えられます。

 7月18日は、不思議なぐらいたくさんのジガバチがハルジオンに飛んできていました。
ジガバチは土中に穴を掘り、そこに狩りをして捕獲したエサを運び入れ、そのエサの上に卵を産みます。
エサとなる昆虫は殺すことをせず急所をはずして針を刺し動けないように体を麻痺させます。

 ジガバチのエサとなるのは、ヤガやシャクガの幼虫です。ジガバチのすぐ近くでシャクガの幼虫の姿も
見られました。この幼虫もジガバチのエサとなってしまったかもしれません。