フィールド日記
2011.06.19
ネジバナ・クリの花・カシワマイマイ
平成23年6月19日 日曜日
ネジバナが咲いているのを見つけました。ネジバナは別名「もじずり」とも呼ばれますが、これは、
百人一首の「みちのくのしのぶもじずりたれゆゑに 乱れそめにしわれならなくに」の歌にも出てくる
「しのぶもじずり」の模様にネジバナの姿が似ているところから付けられた名前だと言われています。
栗の花が、気が付いたら盛りを過ぎていました。「栗花落」と書いて「つゆり」と読む名字の人がいます。
「つゆり」はおそらく「梅雨入り」のことで栗の花 が盛りを過ぎるのが梅雨入りの頃であることから
生まれた名字でしょう。四季の風物の変化は人間の名前にまで影響を与えています。
最後は、ドクガ科の蛾、カシワマイマイの幼虫の写真です。カシワマイマイは6月の下旬に蛹になります。
自然界は、決められた暦に従って、少しずつ、しかし着実に、変化を遂げていきます。