フィールド日記
2017.06.17
6月の野鳥の調査 ニホンジカ
日本野鳥の会の滝道雄先生が6月16日に不二聖心の野鳥の調査をしてくださいました。
以下がその報告です。
6月度の調査結果をご報告いたします。
確認された野鳥は下記の通りです。
1.キビタキ 5羽
2.ヒヨドリ 28羽
3.スズメ 1羽
4.コゲラ 3羽
5.メジロ 12羽
6.オオルリ 2羽
7.ハシブトガラス 14羽
8.ウグイス 6羽
9.シジュウカラ 5羽
10.ツバメ 11羽
11.ホオジロ 4羽
12.イカル 2羽
13.ハシボソガラス 4羽
14.ヤマガラ 5羽
15.キセキレイ 1羽
16.ホトトギス 2羽
17.カワラヒワ 4羽
18.ヤブサメ 1羽
19.サンコウチョウ 1羽
20.アオゲラ 1羽
21.エナガ 2羽
22.ガビチョウ 3羽
合計 22種類
特記事項
1.ヤブサメを始めて確認できた。
不二聖心女子学院で確認された野鳥は54種類となった。
標高300mあたりのヒノキ林で「シシシシ・・・・」と尻上がりの囀りを聞いても、野鳥の囀りだと気づく人は少ないと思われる。名前の由来は、鏑流馬祭りで使用される鏑矢が放たれた時に出る、空気を切る音に似ているからと言われている。御殿場市の仁ノ岡神社で繁殖した事が有るが、当地では繁殖をするには標高が低すぎるか。
2.サンコウチョウの「ギュイ ツキヒ―ホシ ホイホイ」という囀りを聞く事が出来た。ゴルフ場に接する辺りでは「ギュイ ギュイ」という警戒音を発し続けていたが、繁殖の有無は不明。御殿場市の仁ノ岡では繁殖をした例が有る。
3.昨年「ホ~フィ」と囀るウグイスがいたが、今年は同一個体と思われる「ホ~ホフィ」と囀るウグイスに出会えた。
4.今年もホトトギスの囀りを聞く事が出来た。
5.エントランスの池でモリアオガエルの卵塊とコシアキトンボを確認した。
滝先生からはニホンジカの写真も送られてきました。
今日のことば
静かなひんやりとした空気を振るわせるように、「シシシ…」と細いしり上がりの金属音が聞こえてきた。ヤブサメだ。その音色は鳥というよりもむしろ虫といった感じである。
『探鳥山ある記 富士山ろくの野鳥』(高橋節蔵)より
お知らせ
今年も8月に小学4年生から6年生を対象として「夏休み子供自然体験教室」を不二聖心女子学院で開催します。参加を希望する方はホームページの申し込みフォームからお申し込みください。