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フィールド日記

2011.07.24

アブラゼミの羽化の失敗

平成23年7月24日 日曜日

今日は夏休み3日目です。高校1年生のキャンプがスタートしました。

 最近、梅雨が過ぎても蝉が鳴かないという声があちこちで聞かれています。
職員室でも今年の蝉の鳴き始めの遅さが話題になりました。
昨日の朝日新聞の夕刊には「セミの大合唱 遅れ気味」という記事が載りました。一部引用してみます。

 今年はセミの羽化、鳴き始めが遅れているのか。北海道、埼玉、大阪、福岡、鹿児島、沖縄の6都道府県の
昆虫学者ら6人に各地の状況を聞いたところ、全地域で「遅め」との回答が寄せられた。沖縄では、
チョウの発育も遅れ気味という。
「春先の温度が低かったことが発育などに影響している可能性が高い。全国的な傾向のようで、
放射能や地震の影響とは考えられない」と、九州大学の紙谷聡 志准教授(昆虫学)は話す。
遅れている理由について、研究者の間では、春先の低温で幼虫の最後の成長に遅れが出た影響が大きいとの
見方でほぼ一致してい る。

 気候の変化が生き物に与える影響について考えさせる記事でした。

 春先の気候の変化と恐らく関係はないと思いますが、昨日珍しい光景を目にしました。
アブラゼミの羽化の失敗です。あの生命力にあふれた鳴き声を聞かせるアブラゼミが殻から抜け出せずに
アリの餌食となっていました。