校長室から

2023.07.15

ESD~森と茶園に包まれた学院として

 本日は全校保護者会・講演会等がありました。学院内の農園の茶園でとれた「ほうじ茶檸檬もなか」は今日のみの限定販売、完売しましたので、店舗をご案内しました。
ver1 https://www.youtube.com/watch?v=hzzn4Na9dR4 
ver2 https://www.youtube.com/watch?v=Y8mv1gsiZs8

 21万坪の広大な不二農園の敷地に建てられた学院は、創立時から自然との共生の中で教育が行われています。その一環として、高校1年生の総合的探究の時間に、ESDをテーマに主として気候変動や生物多様性の課題と向き合っています。キャンパス内の森を使い、矢作川水系森林ボランティア協議会の協力のもとで行われる「森の健康診断」や「間伐体験」、NPO法人土に還る木 森づくりの会による「植栽体験」等、本学院ならではのフィールドワークができるのも特徴です。静岡大学農学部等の先生による茶草場農法の講義、三井物産フォレストによる社有林の取り組みの紹介等、多くの方々とのネットワークのうちに、この探究学習は進められています。

 このプログラムをよりよいものにしたいとの思いもあり、昨日、東京農大を訪ねました。林産化学、きのこ学がご専門の学長様はじめ、地域環境科学部や生物産業学部の先生方から考えるヒントをたくさんいただきました。何より農学(Agricultural Science)が扱う領域の広さが新鮮で発想の転換がありました。いただいたパンフレットには「生命、食料、環境、健康、エネルギー、地域創生――幅広いフィールドの課題に取り組み、地球環境や社会をより良くする答えを生み出してい」く学問であると記載されています。今回の体験を何らかの形で今後の教育活動に生かしていきたいと思います。