校長室から

こんにちは、シスター大原眞実です。

ここでは、私からのメッセージをお伝えします。朝礼等で生徒に語ったことや学院発行の冊子等に掲載したことの中から、また日頃感じていること等を含め折々に更新してまいります。

 “Sophie’s Diary”(不二聖心女子学院公式Facebook)等にも、担当の一人として写真やメッセージを掲載中です。様々な角度から、学院生活の様子を感じとって頂けたら幸いです。

校長室から

2019年06月

2019.06.22

紫陽花の頃

 学院の坂道の紫陽花は、かつて正門の近くにあった桜の家修道院にお住まいだったシスター糸川澄子とシスター尾高良子が植えてくださったと伺っています。自分たちがいなくなっても、紫陽花が子どもたちや来校者を迎えてくれるでしょうから、という思いで、一つ一つ丁寧に植えられたそうです。お二人とも、ご自分のことを後回しにされても、周りの人に尽くす方々でした。
 青、紫、ピンク等の鮮やかな花々が、夜は暗闇の中に白いぼんぼりのように幻想的に浮かび上がります。シスター糸川は天に召され、シスター尾高は東京の修道院に移られましたが、シスター方の祈りは紫陽花とともに、また裾野修道院のシスター方に受け継がれ、キャンパスに根づいています。