校長室から

2015.08.31

ミッショナリービスケット (2015年8月31日)

   
   7月末、ジョワニーの創立者の生家を訪ねました。2018年から「ルーツへの旅」として、不二聖心の高校2年生全員がフランスを訪れることになっていますので、その準備のためです。

そこで、シスターイサベル・モンロール(Isabelle Montlaur)というシスターに出会いました。入会前に、レイ・ミッショナリーとして不二聖心の寄宿舎に滞在し、生徒にフランス語を教えていらしたそうです。お土産にお持ちしたソフィアージュをとても喜んでくださり、フランスのニュースレターに載せたいと記事を書いてくださいました。その記事を日本の生徒たち等にも届けるとお約束しましたので、ここに紹介させていただきます。

Joigny, Juillet 2015
            Nouvelle Evangélisation :
      Offrez des Sophiage ! Les biscuits missionnaires 

  Le 26 juillet, des envoyés viennent du Japon avec une religieuse du Sacré Coeur, prospecter à Joigny, pour de futures visites d’élèves du Sacré Coeur, prévues en 2018, Notre Soeur Mami nous fait alors cadeau d’une belle boîte pleine de petits biscuits.
Surprise : chacun est emballé avec un joli timbre orné d’un ‘logo S.C ’.
  Soeur Mami Ohara, Directrice du Centre Scolaire Fuji Sacred Heart School, nous raconte sa trouvaille pour faire connaître le Sacré Coeur et l’Eglise.
  A Susuno, ses élèves, les éducatrices, avec le concours de la grande Fuji farm, propriété du Sacré Coeur, lancent la fabrication de biscuits. Le projet est soutenu par l’Office du Tourisme de la ville en commémoration de l’entrée du Mont Fuji au Patrimoine Mondial de l’Unesco en 2013.
  Les biscuits sont recouverts de menues feuilles pilées du thé parfumé« Tadanishiki », spécialité exclusive des grands champs de thé de notre ferme. Ce thé n’existe que chez nous. A l’origine il est venu d’Inde. Il fut acclimaté au Japon par Mr Tada il y a plus de 100 ans. C’est pourquoi «Tadanishiki » est unique au monde.
  Les jeunes ont dessiné un logo Sacré Coeur entourant le Mont Fuji et le clocher de Susuno. Chaque biscuit est conditionné sous un sachet transparent portant la phrase : « Ce qui compte c’est le désir de transmettre. » avec leur étiquette-logo.
Elles inventent le nom : « Sophi-age » (de Madeleine Sophie, et age comme dans co-voiturage) .
  Dans une boite très soignée, ornée de multiples petites fleurs, d’un ruban fleuri, et, bien sûr, du « logo », le biscuit est commercialisé (et demandé chaque jour) par trois boutiques de la ville et par internet. Avec ces biscuits, on propose beaucoup d’autres sortes de « Sophiage » comme des Madeleines, des muffins et des cakes etc….

                 新しい宣教
          ミッショナリ・ビスケット~ソフィアージュ~

 2018年に行われる聖心の生徒のジョワニー訪問の下見として、日本から一人の聖心会員を含む視察のグループが、726日ジョワニーにやってきました。シスター大原は、とてもすてきな箱に入った可愛いビスケットをお土産に下さいました。一つ一つがセロハンで包まれていて、聖心のロゴで囲まれた図柄のラベルが貼ってありました。
 シスター大原は不二聖心女子学院の校長で、聖心と教会が多くの人々に知られるようにとの思いでビスケット作りに専念なさったことをお話下さいました。
  裾野で、生徒や先生方は、聖心が所有している広大な不二農園の協力を得て、ビスケットを作る事業を起こしました。この企画は、富士山が2013年に世界遺産に選ばれたことを記念して、市の観光課で支持されたものです。
 ビスケットには、私たちの茶畑で栽培されている薫り高い紅茶ただにしきの葉が細かく刻まれて入っています。この紅茶は、不二農園以外では栽培されていません。100年ほど前に、インドから取り寄せられた紅茶を日本の気候に合わせて多田氏が改良したものなのでただにしきと呼ばれています。
 一つ一つのビスケットは<大切なことは思いが伝わることです。>という言葉が書かれている透明な袋に入っていて、聖心のロゴのラベルが貼ってあります。生徒たちはこのビスケットに、ソフィアージュという名前をつけました。( 聖心の創立者であるSophieの名前 と age co―voitureage のように 運搬する、運ぶの意味のageです)
 ビスケットの箱は、小さな花いっぱいで飾られた包装紙で包まれ、赤いリボンが掛けてあります。大切なことは気持ちを伝えることです。という言葉とロゴのラベルも貼ってあります。このビスケットは商品化され、裾野市の3つのお店で、またインターネットで毎日売られています。ビスケットの他に、マドレーヌやケーキ、マッフィンのソフィアージュもあるそうです。                   (石崎阿砂子訳)


 この時お持ちしたソフィアージュは、裾野駅前東口(正面口と反対の出口)を出てすぐのビィエナ・ブロードさん製です。生徒が典礼で使うパンなどもお願いしています。試行錯誤の末、バニラ味・ココア味、そしてタダニシキ入りのソフィアージュの3種のクッキー詰め合わせを考案してくださいました。あらかじめ電話で予約しておくと、受け取りがスムーズです。
 
日本語だけではなく英語でも書かれたしおりがついていますので、今夏は生徒たちがアメリカの2つの聖心の学校へ、またシスター足立がインドネシアの聖心会にもお持ちし喜んでいただきました。創立者の思いを運ぶソフィアージュを、多くの方々に楽しんでいただけたら幸いです。