フィールド日記
2014.08.03
牧草地のオナガササキリ
今日は、8月5日に行われる「夏休み子供自然体験教室」の「生き物探しコンテスト」のために牧草地の動植物の生息状況を改めて調査しました。やはり驚くのはバッタ相の豊かさです。東京都では既に絶滅したと言われるイナゴモドキや全国各地で絶滅危惧種に指定されているクルマバッタや鳴き声の実に美しいカンタンまで、さまざまな直翅目の昆虫を今年も確認することができました。校舎からほど近い校内にこれだけのバッタ相を有する場所を持つ学校はおそらく不二聖心が日本で唯一ではないかと思われます。下の写真はオナガササキリです。神奈川県で要注目種に指定されているバッタで、メスの産卵管が他のササキリに比べて長いのが特徴です。
今日のことば
静かに、わが心よ、これら大きな樹木たちは祈祷者なのだ。 タゴール