フィールド日記
2013.07.02
牧草地のコマツナギが開花
2013.07.02 Tuesday
牧草地のコマツナギが開花しました。コマツナギは希少種のミヤマシジミ(鱗翅目シジミチョウ科)の食草としても知られています。不二聖心ではミヤマシジミを見ることはできませんが、県内にはまだ生息域が残っています。愛知県以西では確認できず、神奈川県では絶滅したと考えられる現状から、静岡県の個体群を世界最南端の個体群と考える人もいます。
写真からわかるようにコマツナギは丈の低い植物であり、人の手入れが行き届かないところでは雑草の中に埋もれてしまいます。不二聖心のようにコマツナギの可憐な花を観賞できる場所はそう多くはないのかもしれません。
今日のことば
小さな完成物を作るより、偉大な仕事を始める方が意味がある。
聖心会 第6代総長 マザー J・スチュアート