フィールド日記
2025年01月
2025.01.31
オオキジノオ
ヒノキ林の林縁でオオキジノオが見られます。暖地の林内に生えるシダ植物です。近縁のキジノオシダとよく似ていますが、やや大型になり、栄養葉の羽片に柄があることで区別できます。
"Oo-Kijinoo (オオキジノオ)" fern plants are found on the edge of the Japanese cypress woodland. They are a fern plant that grows in the forests in warm climates. They look like the relative species called "Kijinoo-Shida", but they grow larger and their pinnae of sterile fronds have stalks.
2025.01.28
キジノオシダ
ヒノキ林の林縁でキジノオシダが見られます。暖地の林内に生えるシダ植物です。胞子をつける葉(胞子葉)とつけない葉(栄養葉)で形が異なっており、写真は栄養葉です。和名は、葉の形をキジの尾羽に見立てたものです。
2025.01.24
クリハラン
ヒノキ林の林縁でクリハランが見られます。樹林内の湿った岩上や林床に生えるシダ植物です。葉は切れ込みがなく、シダらしくありません。和名は葉の形がクリの葉の形に似ていることに由来します。
2025.01.21
イワガネゼンマイ
ヒノキ林の林縁でイワガネゼンマイが見られます。大型のシダ植物です。前回紹介したイワガネソウと近縁で、見た目もよく似ています。羽片の先が急にとがることや、羽片の脈が編目状にならないことが特徴です。
"Iwagane Zenmai (イワガネゼンマイ)" fern plants are found on the edge of the Japanese cypress woodland. They are a large fern plant. They are a relative species to the "Iwaganesou," which I posted in my last diary and they look alike. "Iwagane Zenmai" fern plants are characterized by the abrupt pointiness of the tips of the feather fragments and also by the fact that the veins of the feather fragments do not form a braided pattern.
2025.01.17
イワガネソウ
ヒノキ林の林床でイワガネソウが見られます。大型のシダ植物で、光沢のある深緑の葉が特徴です。胞子のう群は葉脈に沿ってつきます。和名は岩が根草で、岩の根元などに生えることに由来するようです。
2025.01.14
アマクサシダ
竹林でアマクサシダが見られます。羽片の下側は幅が広いのに対し、羽片の上側は幅が狭く、鳥が羽を広げたような形に見えるのが特徴です。胞子のう群は小羽片の縁につきます。和名は熊本県の天草に由来しますが、関東地方以西の太平洋側に広く分布しています。
2025.01.10
リョウメンシダ
2025.01.07
シンテッポウユリ
シンテッポウユリが咲いています。タカサゴユリとテッポウユリの雑種由来の園芸品種です。野生化したものが道端などいたるところで咲いています。本来の花期は夏ですが、まれに冬になっても咲いている個体が見られます。
2025.01.03
ナチシダ
ナチシダが見られます。常緑の大型のシダ植物で、葉は五角形に広がります。暖地性のシダで、静岡県河津町の自生地は1953年に自生北限地として国の天然記念物に指定されています。現在ではより北の自生地も知られており、キャンパス内でも徐々に個体数が増えているように思います。
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