フィールド日記
2018.10.16
シロスジカミキリ
先月の台風の後に共生の森に行ってみると、コナラの木が根元から折れてしまっていました。折れた部分をよく見てみると、シロスジカミキリがいました。5cmほどの大きなカミキリムシで、国内最大種だそうです。
シロスジカミキリの幼虫は木の中で2年以上も材部を食べながら成長します。そのため、シロスジカミキリが食い入った木は強度が低下し、台風などで折れてしまうことがあるそうです。このコナラには複数のシロスジカミキリが食い入った形跡があり、内部はすでにぼろぼろになっていました。