フィールド日記
2017.06.18
トラフシジミ
温情舎の跡地の近くでトラフシジミが確認されました。不二聖心では初めての確認となります。トラフシジミの幼虫の食草はフジ、クズ、ネムノキ、ウツギ等々、かなり広範囲に及ぶことが知られていますので、今まで確認されなかったことが不思議なくらいです。トラフシジミは長崎県で絶滅危惧Ⅱ類、千葉県と鹿児島県で準絶滅危惧種に指定されています。広食性でありながら個体数を減らしている地域があるということは食性以外にトラフシジミを生きにくくさせている要因があるのかもしれません。
今日のことば
キリスト教徒らしく生きるということは、人よりもたくさん祈りの時間をもつことにあるのでもなく、行いを澄まして徳たかい人になることにあるのでもなく、人生のあらゆる瞬間を観想に生きるーー愛のまなざし、すなわち神のまなざしをもって生きるということなのです。
須賀敦子