フィールド日記
2016.08.03
ナンバンギセル
今年もナンバンギセルが咲きました。8月になると毎年、同じように花を咲かせるナンバンギセルですが、これは当たり前のことではなく、すすき野原を活用した茶草場農法が行われていることでナンバンギセルは守られています。ナンバンギセルは全国各地で希少種に指定されており、長野県はナンバンギセルを絶滅種に指定しました。長野県の13590平方メートルにおよぶ広大な面積の中に1本も生えていないナンバンギセルが不二聖心では数多く見られることの意味を大切に考えたいものです。
今日のことば
一日一日が祭礼だ
雲も風もたまらなくいい
この世は素晴らしいものを満載した
豪華船なのだ
辻邦生