フィールド日記
2016.05.17
オオゾウムシ
昨日、高校1年生の生徒が「ゾウムシがいました」と言って大きな甲虫を持ってきてくれました。日本最大のゾウムシ、オオゾウムシでした。不二聖心にはクヌギの林がいくつもありますが、オオゾウムシは好んでクヌギの葉を食べます。このゾウムシも不二聖心の里山的な環境によって育てられた生物の一つと言えるでしょう。日本最大のゾウムシですが、性質は臆病で、手で触れるとすぐに死んだふり(偽死)をします。
今日のことば
木という字を一つ書きました
一本じゃかわいそうだから
と思ってもう一本ならべると
林という字になりました
淋しいという字をじっと見ていると
二本の木が
なぜ涙ぐんでいるのか
よくわかる
ほんとに愛しはじめたときにだけ
淋しさが訪れるのです。
寺山修司