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フィールド日記

2016.05.07

野鳥の調査 サンコウチョウ オオルリ キビタキ

 今日は日本野鳥の会の滝道雄先生と不二聖心の野鳥の生息状況の調査をしました。

今日の一番の成果は渡りの途中のサンコウチョウの鳴き声を聞くことができたことです。不二聖心では初めての記録となります。
サンコウチョウ(ウィキペディアより)
サンコウチョウはベトナムを中心とする東南アジアから今の時期に日本にわたってきます。滝先生のお話によると、ベトナム戦争の時にアメリカ軍が撒いた枯葉剤によって個体数を減らし、その頃に日本に渡ってきたサンコウチョウの産んだ卵の中には孵化しないものもあったということです。
鳥の古巣をいくつか発見できたことも今日の大きな成果でした。
次の画像はホオジロの古巣です。
次の画像はアオゲラの古巣です。指を入れると穴が垂直方向に掘られていることがよくわかります。
確認できた鳥は以下の23種類です。
1シジュウカラ 2メジロ 3コゲラ 4キビタキ 5ヒヨドリ 6ウグイス 7ハシブトガラス 8エナガ 9カワラヒワ(コロコロコロとギーという二つの声が印象的でした) 10カワウ 11オオタカ(ネズミらしきものをつかんで飛んでいました) 12ツバメ 13ガビチョウ 14イカル 15ヤマガラ 16ハシボソガラス 17オオルリ(鳴き終わりの連続音が印象的でした。今日は複数の個体を確認できました。)18ホオジロ 19サンコウチョウ(ホイホイホイもはっきりと聞かれました) 20キジバト 21コサメビタキ 22スズメ 23キセキレイ
今日のことば
私も比叡山の三光町は聞いたが、釈迦堂付近の石段のあたり、六、七月のホイホイホイが文字どおり降るごとし
である。                        山谷春潮(1962)