フィールド日記
2015.08.05
クロバネツリアブ
8月4日に今年2回目の夏休み子供自然体験教室が行われました。今回は約70名の参加でした。自然観察をしたあと、牧草地で「生き物探しコンテスト」をしました。あらかじめ15種の生物の写真が載っているシートを渡された小学生が、できるだけたくさんの種類の生物を採集することに挑戦するコンテストです。
そのシートには例えば、クルマバッタが含まれています。
例えばツマグロヒョウモンが含まれています。
例えばウスバキトンボが含まれています。
驚いたのは、シートに載っていない動植物を採集する小学生がたくさんいたことです。
ある小学生の女の子は、クロバネツリアブを採集して大切そうにケースに入れて持ち歩いていました。
これは大分県で準絶滅危惧種に指定されているツリアブの仲間です。
これで、全国各地で絶滅危惧種あるいは準絶滅危惧種に指定されていて不二聖心で見られる生物の種類は83種類となりました。
今日のことば
人が実際、その目で見たものに真実はありますから。 城山三郎