フィールド日記
2015.06.04
幻のアジサイ シチダンカ 墨田の花火
理科室から本館に向かう通路の脇に幻のアジサイ、シチダンカが咲いています。シーボルトが「フローラ・ジャポニカ」に記載して以来、約130年間、幻のアジサイとなっていましたが、六甲山小学校の職員の荒木慶治さんによって1959年に六甲山で発見されました。
花崗岩で有名な六甲山の土壌は酸性で、アジサイの栽培に適した土壌です。全国に広がる御影石のふるさとは、全国に広がるシチダンカのふるさとともなりました。
他に「墨田の花火」と呼ばれるガクアジサイも近くに咲いていました。花びらのように見える部分はガクの変形したもので、本当の花は中心にあります。
蜂たちは、もちろんそのことがわかっていて、本物の花を訪れていました。
蜂たちは、もちろんそのことがわかっていて、本物の花を訪れていました。
今日のことば
みんなが町で暮したり
一日あそんでゐるときに
みんなが町で暮したり
一日あそんでゐるときに
おまへはひとりであの石原の草を刈る
そのさびしさでおまへは音をつくるのだ
宮沢賢治