フィールド日記
2015年01月
2015.01.23
スバルと漁具
牧草地でオリオン座とヒヤデス星団とスバルの写真を撮りました。スバルまでをカメラが簡単にとらえるということは、それだけ不二聖心のフィールドが空気が澄んでいて、よけいな光がないということです。
次の画像の赤丸がスバルです。
新村出は「スバル星の記」という文章の中で、スバルの星団に形が似ているところから「すばる」と名付けられた漁具の話を書いています。昔の人はよく星を見ていたのだと驚かされます。
今日のことば
いきどおりながらも
うつくしいわたしであろうよ
哭きながら 哭きながら
うつくしいわたしであろうよ
八木重吉
2015.01.19
コゲラの鳴き声
「共生の森」を歩いていると「ギー、ギー」という鳴き声が聞こえてきました。この声はキツツキの仲間のコゲラだと思ってあたりを見回すと、少し離れたところに生えているウツギの木を叩くコゲラの姿が見つかりました。なぜかウツギの枝だけを執拗に叩き続けていました。
鳥の姿は目視だけではなかなか見つけられないものです。鳴き声を覚えておくと出会いのチャンスが確実に増えます。
今日のことば
かなしみの数だけともる仮設の灯ちさくこぼれて雪の降りつむ 美原凍子
2015.01.10
シリウス アダーラ おおいぬ座 オリオン座
帰りがけに校舎の裏から夜空を見上げたら、プロキオン、ベテルギウス、シリウスなどの星々が美しい光を放っていました。おおいぬ座のアダーラまで今日は見ることができました。夜空の美しさも不二聖心のフィールドの大きな魅力です。
今日のことば
初霜に行くや北斗の星の前 百歳
2015.01.07
牧草地から見た木星
雲がかかった空に、その雲を突き通すように木星が光をはなっていました。
木星の光の点がわかるでしょうか。
次の画像の黄色い丸の中央に見えるのが木星です。
月と木星の光の下には体育館の屋根と箱根の山並みが見えます。真冬の夜の不二聖心の風景です。
今日のことば
煎じつめればこの世のことは何もかも美しいのであり、美しくないのは生きることの気高い目的や自分の人間的な価値を忘れたときの私たちの考えや行為だけである。
チェーホフ
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