フィールド日記
2014.10.19
2月の大雪で倒れたクヌギとクヌギとクヌギトゲマダラアブラムシ
2月の大雪で倒れたクヌギの切り株から再び芽が出て、ここまで大きく成長しました。
若い木は生命力があり、それに惹かれてたくさんの生き物が集まってきます。
上の画像に写っているのは、クヌギトゲマダラアブラムシとアブラムシの出す甘い汁をなめようと集まったアリです。クヌギトゲマダラアブラムシは名前の通り、クヌギだけに集まるアブラムシで、多くのアブラムシはこのように特定の植物との強い結びつきを持っています。
次の画像は成虫の拡大画像で翅があります。
次の画像は幼虫の画像です。
農業害虫として扱われることの多いアブラムシですが、生態系や生物多様性の理解には非常に役に立つ生物でもあります。
今日のことば
億兆の中の一匹秋刀魚焼く 野村親信