フィールド日記
2014.03.26
タチツボスミレの遺伝的多様性
雑木林にたくさんのタチツボスミレが咲いています。
ほとんどの花は薄紫です。
しかし、すべてが同じ色ではありません。裏の駐車場の雑木林の斜面をのぼったところに濃い紫の花が群生している場所があります。
色の違いは異なる遺伝子を持つことの具体的な現れの可能性が高く、遺伝的多様性は不二聖心のフィールドの生物多様性にとって重要な要素となります。
今日のことば
飯こふとわが来しかども春の野にすみれつみつつ時をへにけり 良寛