フィールド日記
2013.12.10
山茶花とクロキノコバエとヒラタケシキスイ
「共生の森」の近くの八重の山茶花が美しい花を咲かせています。山茶花を見ると長塚節の「山茶花のわびしき花よ人われも生きの限りは思ひ嘆かむ」という歌を思い出します。
画像の白い「わびしき花」に一つ黒い点が見えます。これはクロバネキノコバエ科 Sciaridae の一種です。
画像からはわかりませんが花の中にはヒラタケシキスイと思われる虫も潜んでいました。
写真に撮ることはできませんでしたが実はスズメバチも訪花していたのです。山茶花に集まる生き物たちの賑わいを知ったら長塚節はまた別の味わいの歌を詠んだかもしれません。
今日のことば
悔しくて苦しくて
がんばってもどうしようもない時も
きみを思い出すよ
10000回だめで へとへとになっても
10001回目は 何か かわるかもしれない
ドリームズ・カム・トゥルー