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フィールド日記

2013.11.24

イソギク

正門のイソギクが咲き始めました。この花を見るとしみじみと冬の訪れを感じます。
イソギクは、本来は海岸に生える植物です。この花の祖先であるイワインチンやオオイワインチンは高山でしか見ることができません。なぜ海岸の植物の祖先が高山に生えているのでしょうか。それは、氷期に生息域を海岸まで広げたイワインチンやオオイワインチンが氷期の終わりとともに高山へと後退し、その時に取り残されたものがイソギクへと種分化したからです。不二聖心の正門に咲く可憐な花は地球の歴史の語り部でもあるのです。  

今日のことば

日常をきらきらさせてほしい。
そういうことができたら、私の役目が果たせているかな。
当たり前のいつもの出来事が特別に見える魔法を、私の歌でかけられたら。
                                                                                             松任谷由美