フィールド日記
2013.11.02
オオスズメバチとヤマトシジミ
オオスズメバチが瀕死の状態で横になっているのを見つけました。どうやら働きバチとしての仕事を成し遂げ一生の終わりの時を迎えているようです。今日は秋のつどいの準備をしている時に、別の場所でも同じようなスズメバチの姿を生徒と一緒に観察しました。
「共生の森」では元気に吸蜜するヤマトシジミをたくさん見かけました。オオスズメバチのような暴れん坊が意外に早く生命力を失い、弱々しく見えるヤマトシジミが意外に活動的であり続けることを不思議に思いますが、大より小が予想外にたくましいという例は自然界に多いような気がします。
今日のことば
人間はみんな、生きることが下手だ。
どんなに幸せに生きている人でも、どこかしら下手くそだ。生きることに上達する人もいない。生まれてから死ぬまで、誰もがみんな下手で下手で下手で、下手なまんまで生きてゆくのだ。
宮部みゆき