フィールド日記
2013.08.03
ヒメギス マツムシ シロオビタリノフンダマシ
2013.08.02
いよいよ明日は「夏休み子供自然体験教室」です。
夕方、牧草地に動植物の生息状況の最終チェックに行きました。わずかな時間でいくつもの発見がありました。まずヒメギスの長翅型を不二聖心で初めて見つけました。
マツムシの成虫と幼虫の両方を写真に撮ることもできました。成長の速度は個体によってずいぶん違うようです。
シロオビトリノフンダマシとも久しぶりに再会しました。昼は鳥の糞に擬態し、夜間に活動するクモです。少し脚を開きかけているのがわかります。そろそろ活動開始でしょうか。
今日のことば
夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。
夕ぐれ時、
自然は人に安息をすすめるやうだ。
風は落ち、
ものの響は絶え、
人は花の呼吸をきき得るやうな気がする、
今まで風にゆられてゐた草の葉も
たちまち静まりかへり、
小鳥は翼の間に頭をうづめる・・・・・・
夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。
堀口大学