フィールド日記
2013.08.16
スケバハゴロモ
2013.08.16 Friday
裏の駐車場でカメムシ目ハゴロモ科スケバハゴロモの写真を撮りました。カメムシ目ハゴロモ科に属する昆虫が日本には何種か生息していて、スケバハゴロモのその中の1種になります。不二聖心ではベッコウハゴロモやアミガサハゴロモなども確認されていますが、個体数が最も少ないのはスケバハゴロモのように思います。島根県は絶滅の恐れのある動植物の中にスケバハゴロモを含め、個体数減少の要因として、森林破壊や殺虫剤散布を挙げています。三保の松原の羽衣伝説が改めて注目を集めている今、羽衣ゆかりの昆虫たちに目を向けて見るのもいいかもしれません。
今日のことば
空にさえずる鳥の声
峯より落つる滝の音
大波小波とうとうと
響き絶やせぬ海の音
聞けや人々面白き
この天然の音楽を
調べ自在に弾きたもう
神の御手の尊しや
「美しき天然」(武島羽衣)より