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フィールド日記

2013.07.20

アオマツムシの中齢幼虫の体色変化

 

 

2013.07.20 Saturday

「共生の森」で13時40分に直翅目の幼虫の写真を撮りました。同定のために捕獲して持ち帰り調べてみたところ、アオマツムシの中齢幼虫であることがわかりました。中齢幼虫の記録は不二聖心初記録となります。2枚目の写真は20時40分に撮ったものです。同一の個体の体色変化を確認できます。葉の色に同化したのでしょうか。興味深い現象です。
平成21年に『不二の自然』に載せめために撮ったアオマツムシの脱皮の様子も合わせて掲載しておきました。

今日のことば 

不二の自然 36
  
アオマツムシ
科名 バッタ目コオロギ科
学名 Calyptotrypes hibinonis
裏道の東名のガード付近でアオマツムシの脱皮の様子を撮影しました。アオマツムシは、100年ほど前に中国の福建省から日本に入りこんだと言われる虫です。今は、秋に鳴く虫の代表格となっています。この脱皮は7回目の脱皮で、終齢幼虫が成虫になるところです。驚くほど短時間で、みるみるうちに姿が変化していきました。脱皮は最も危険にさらされる時ですから、うかうかしてはいられないのです。小さな命の懸命な営みを、息をのむ思いで見つめました。
(平成21年9月25日)