フィールド日記
2013.06.02
栗の花に集まる虫たち(ベニカミキリ、ヤマトシジミ、エグリトラカミキリ、キボシツツハムシ)
2013.06.02 Sunday
松尾芭蕉に「世の人の見付けぬ花や軒の栗」という句があります。クリの花があまり目立たないことを詠んだ句ですが、6月に不二聖心で咲く花の中で最も多くの昆虫を集めるのは、おそらくクリの花です。掲載した写真は今日の14時30分から約10分の間に写した写真です。(1枚目ベニカミキリ、2枚目ヤマトシジミ、3枚目エグリトラカミキリ、4枚目ハナムグリ、5枚目キボシツツハムシ)10分の間に次から次へと被写体が現れました。「世の人の見付けぬ花」が生物相の多様性の維持に大きく貢献していることになります。
今日のことば
どんなおうこくもざいほうも
キミがここにうまれたという
きせきにはかにわない
しりあがり寿